シャラポワまさか…2回戦格下に負けた

[ 2008年6月28日 06:00 ]

 テニスのウィンブルドン選手権第4日は、女子シングルス2回戦で、4年ぶりの優勝を狙った第3シードのマリア・シャラポワ(21)が世界ランク154位のアーラ・クドゥリャフツェワ(20)に2―6、4―6で、まさかの敗戦。6年連続出場のウィンブルドンで、最も早い段階で姿を消した。杉山愛(32)は第22シードのフラビア・ペンネッタ(26)を7―6、2―6、6―2で破り、3年連続で3回戦に進出した。(ロンドン・山口奈緒美通信員)

【Go!アスリート シャラポワ】

 タキシード風のシースルーの新しいウエアは、たった2回しか着ることができなかった。シャラポワは一番好きな芝のコートで、まさかの2回戦敗退。この5年間に敗れた相手の中で世界ランキング154位は最も格下だ。「きょうは彼女の方が私より何もかも良かった」と伏兵のクドゥリャフツェワの力を認めるしかなかった。
 第1セットの第6ゲームだけで3度ダブルフォールトするなどサーブが絶不調。2―2から4ゲームを連取された。第2セットは2―4から4―4に追い上げたが、相手の勢いを止めることはできなかった。この日8度目のダブルフォールトでマッチポイントを献上。武器のサーブが最後まで不発だった。4大大会では03年全米オープン以来の2回戦敗退に「努力が報われないこともある。でも、頭を上げていかなきゃ」と、うつむいた。

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2008年6月28日のニュース