松岡以来12年ぶり 錦織に五輪切符届く

[ 2008年6月28日 20:43 ]

錦織圭

 日本テニス協会は28日、国際テニス連盟(ITF)から男子の錦織圭(ソニー)と女子の森田あゆみ(キヤノン)を北京五輪のシングルスに推薦するという通知が届いたと発表した。日本協会は出場権を得た選手を五輪に参加させる方針を決めており、締め切りの30日までに出場の返事をする。これで18歳の錦織の五輪出場が決まった。

 日本男子がシングルスに出場するのは1996年アトランタ五輪の松岡修造以来12年ぶり。18歳での代表は88年ソウル五輪でテニスが正式競技に復帰して以降では最年少となる。
 錦織は今年2月に日本男子として16年ぶりにツアー優勝。世界ランキングも一時は99位まで浮上し、若手有望選手として評価された。
 森田は6月9日付の世界ランクで単複の五輪出場権を得た杉山愛(ワコール)がダブルスパートナーとして指名し、ダブルス出場が決定。さらにダブルス出場権を持つ選手にシングルス出場を認める推薦枠があり、これが適用された。

 ▼川廷栄一・国際テニス連盟名誉副会長の話 錦織はランクとしては候補外だったが、若い選手で今年に入ってからの活躍が注目された。(推薦枠入りに)特に反対はなかった。森田のシングルス出場はダブルスに出ている選手の中のひとり、という形だった。
(共同)

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2008年6月28日のニュース