オチョア 年間グランドスラムに挑戦

[ 2008年6月4日 10:17 ]

全米女子プロ選手権を前に記者会見するロレーナ・オチョア選手

 昨年の全英女子オープン、今年のクラフト・ナビスコ選手権とメジャー大会2連勝中で、今季既に6勝のロレーナ・オチョア(メキシコ)。同一年にメジャー4大会をすべて制する「年間グランドスラム」に向け、第2関門を迎える。

 前週は母国に住むおじが脳卒中で倒れ、急きょ欠場を決断して帰国。しかし、オチョアの到着を待たずに他界した。「とても仲の良い親族なのでつらかったが、家族とともに過ごせたことはよかった」と、悲しみを乗り越えての復帰戦だ。
 2日にコース入り。「ショットの精度はとても良く、勝つチャンスは十分にある」と状態に自信を見せる。グランドスラムについては「可能性はある。今は最大の目標で、記録をつくることに挑戦したい」と意欲を語った。
 一方で「メジャーは多くの選手が勝ちに来る。今年はラフも深く、勝つのは決して簡単ではない。余計なプレッシャーをかけたくないので、いつもと同じように1日ずつプレーを積み重ねる」。女王は冷静さも忘れていない。(共同)

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2008年6月4日のニュース