パパも容認!?古閑Vへ浮きウキ2位

[ 2008年4月13日 06:00 ]

古閑美保は18番でチップインバーディを惜しくも外し「あちゃー!」とおどける

 スタジオアリス女子第2日は12日、兵庫県花屋敷GCよかわ(6480ヤード、パー72)で行われ、プロ野球ロッテの西岡剛(23)との交際が発覚した古閑美保(25=キリンビバレッジ)が、この日のベストスコア68をマーク。通算4アンダーとし、初日7位から首位に1打差の2位に浮上して今季初勝利を視界にとらえた。シン・ヒョンジュ(27=韓国)が71で回り、通算5アンダーで単独首位を守った。

【スタジオアリス女子オープン】

 グリーン以外で話題の古閑が本職で見せた。1番でいきなりバーディーを奪うと、3番でも4メートルのバーディーパットを沈めた。ハイライトは7番。10メートルの距離からチップインバーディーを決めると、最終日最終組並みの大勢のギャラリーにピースサインで応えた。後半も2バーディー、1ボギーで、この日ベストスコアの68をマーク。首位と1打差の2位につけた。
 これまでのシーズン初勝利は06年スタンレーレディースで記録した7月が最速。昨季も10月以降に2勝したようにスロースターターだ。だが、今季はオフに米国に2週間滞在し、トレーナーについて肉体改造を行った。さらに2月に海外で2試合をこなし、早めにピークを持ってきた。当初は10ヤード近く飛距離が伸びたことでクラブ選択でのミスもあったが、ここに来てフィットし始め、好スコアにつながった。
 やる気の源はもちろんプライベートの充実だ。「(昨年)2勝しかしてないの?って言われちゃいましたからね」と明かしたように、西岡の一言が発奮材料。「スポーツに対する考え方がしっかりしている」と同じアスリートとして刺激を受けている。「電話?そんなに長くはしてない」と言いながらも連夜のラブコールは欠かさないが、そんな2人の関係を“美保命”という父・宏二郎さんも「野球が好きだから見ているみたいですよ」(古閑)と理解しつつある。古閑は「この話題はもう終わりにしてください。見守ってください」と笑ったが、逆転優勝のかかる最終日は今まで以上に注目を集めそうだ。

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2008年4月13日のニュース