横峯姉妹 ともに7位スタート

[ 2008年3月22日 06:00 ]

横峯留衣とさくら(左)の姉妹は共に1アンダー7位タイと好スタートを切りホールアウト後は仲良く練習する

 女子ゴルフツアーのヨコハマタイヤ・プロギア・レディース第1日は21日、高知県香南市の土佐カントリークラブ(6364ヤード、パー72)で行われ、横峯留衣(25=加賀電子)が2バーディー、1ボギーの1アンダー、71で回り、7位タイと自己最高のスタートを切った。同じく7位だった妹さくら(22=エプソン)と比較されて伸び悩んでいたが、欧州ツアーでもまれて成長した姿を見せた。首位には4アンダー、68の福嶋晃子(34=NEC)が立った。

【第1R成績】

 留衣が最高のスタートを切った。ボギーを叩き、スコアをイーブンに戻したのが後半の12番。昨年までなら崩れかねない状況にも、14番でバーディーを奪い返して1アンダー。キャディーを務めてもらった橋本大地プロ(35)とのコンビもバッチリで「心地よいアドバイスをもらって自信を持てました」と、妹と肩を並べる自己ベストの7位で第1日を終えた。

 さくらより1年早くプロに転向したが、ツアー8勝の妹に対し、最高成績は昨年の富士通レディースの24位。しかし、昨年初参戦した欧州ツアーが転機となった。「さくらの姉」と言われることもなく純粋にゴルフを楽しんだことで、一回りも二回りも成長した。
 姉の奮闘に、さくらはホールアウト後「(留衣は)シードを持っていないから優勝してシードを獲ってほしい」とエールを送った。こんな言葉も自信を持てなかった昨年までなら負担になるだけだったが、もう違う。「今なら頑張るねって素直に言えます」。5月には欧州ツアー参戦のため再渡欧する。最高のシナリオは優勝して日本ツアーのシード権を得て出発すること。留衣が強い気持ちで勝利を目指す。

 ≪福嶋 8バーディーで単独首位≫ダブルボギーでスタートした福嶋だったが、8バーディーを稼いで首位に立った。1番パー4のティーショットで左に大きく曲げ、4オン2パット。しかし、「3日間のうちのたった1ホール。どこかで取り返そう」と気持ちを切り替えると、3番で7メートルを沈めるなど次々とバーディーを呼び込んだ。今年は体調に不安がなく、ゴルフに集中できており「3日間安定して、いいプレーをしたいですね」と優勝に意欲を見せた。

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2008年3月22日のニュース