33位浮上 でももっと上だ!桃子

[ 2008年2月24日 06:00 ]

 女子ゴルフUSLPGAツアーのフィールズ・オープン第2日が22日、米ハワイ州のコオリナGC(6519ヤード、パー72)で行われた。62位でスタートした上田桃子(21=ソニー)は1イーグル、3バーディー、2ボギーの69で回り、通算3アンダーの141で33位に浮上した。宮里藍(22=サントリー)は通算7オーバーで2試合連続の予選落ち。日本勢では通算7アンダーの茂木宏美(30=赤城CC)が9位につけた。張晶(韓国)が68で回り、通算12アンダーの132で首位を守った。

 気迫で4メートルのパットを沈めた。我慢のゴルフを続けた上田が、13番パー5で決勝ラウンド進出に近づくイーグル。「ここで入れたら流れを変えられると思った」。この日初めて笑みがこぼれた。
 米ツアーでは昨年、日本開催のミズノ・クラシックでアルバトロスを決めたことはあるが、イーグルは計7試合目で初。通算イーブンパーと予選通過も微妙な状況で「流れを変えたい」と残り209ヤードの第2打を5Wでピン上4メートルに落とした。続く14番パー5はボギーとしたが、17番、18番とも第2打をピンに寄せ、連続バーディーで締めて最終日につなげた。
 2日間、昨季賞金ランク3位のクリーマー(米国)と同組で回り、刺激を受けた。「私との差はパターだけ。調子は良くないのに流れをつくるのがうまい。我慢して試合をつくってチャンスは逃さない。1球1球気持ちが入っていた」。本調子でなくても通算10アンダーで3位につけたプレーに感心させられた。自身は11番で1メートルのパットを外すなど同じミスが多く「勉強します。トップとの差が開いているのは悲しい」と反省を口にした。
 米ツアー初のイーグルで、最終日に上位を目指せる位置につけた。ホールアウト後はアプローチで新たな打ち方もチェック。「最終日はビッグスコアを出す。6つくらいは伸ばしたい」。トップ選手から学んだ我慢の姿勢で、追い上げを狙う。

 <ソニーが“全面支援広告”>上田と契約するソニーが22日付の地元紙ホノルル・アドバタイザーに全面広告を出した。上田の上半身の写真を大きく掲載。ソニーが米女子ツアー出場を応援するという内容と、昨季日本ツアーの賞金女王に輝いたプロフィルなどが書かれていた。

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2008年2月24日のニュース