元早大野球部 清水がBC信濃合格

[ 2008年1月13日 19:28 ]

 プロ野球西武の裏金問題で昨年3月に早稲田大野球部を退部処分となった清水勝仁選手(22)が13日、長野市の長野オリンピックスタジアム内で行われた独立リーグのBC(ベースボール・チャレンジ)リーグ、信濃グランセローズの入団テストに合格した。14日に正式契約を結ぶ。

 昨年、同大学で行った謝罪会見以来丸刈りのままで、大学2年の夏に痛めた右ひじも完治していない。だが、一度は断念したNPB(日本プロ野球組織)入りという夢の実現に向け、新たな第一歩を踏み出すことになった。清水選手は「ずっと続けてきた野球が大好き。必死にやってNPBに行きたい。22歳から目指すのは簡単なことではないが、親の期待に応えられるように頑張りたい」と抱負を語った。
 退部処分後の半年ほどは通学と居酒屋でのアルバイトに明け暮れ、野球から遠ざかっていた。しかし、プレー続行を望む家族の声を聞くうちに、今回の受験を決断したという。
 清水選手は神戸市出身の内野手。専大北上高(岩手)時代から逸材として注目されていたが、高校、大学時代を通して金銭を受け取っていたことが判明し、大学から退部処分を受けた。

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2008年1月13日のニュース