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防空システム機能不全どころか…イラン 米軍機2機撃墜 国営メディア「パイロット生け捕りなら報奨金」

[ 2026年4月5日 05:30 ]

 イラン軍事当局は3日、米軍のF15E戦闘機を防空システムで撃墜し「完全に破壊」したと発表した。米メディアによるとイラン内で撃墜され、乗員2人のうち1人は機体から脱出後に米軍に救出されたが、1人は行方不明。戦闘開始後、イランで米軍機撃墜が判明したのは初めて。イラン国営メディアは「敵軍のパイロットを生け捕りにして警察に引き渡せば報奨金が得られる」と国民に捜索を呼びかけた。

 3日には米軍のA10攻撃機も攻撃され、近隣のクウェートに移動し墜落。米メディアによるとA10の乗員は操縦士1人で、脱出し救出された。トランプ米大統領は1日の国民向け演説で「イランの海軍は消滅し、空軍も崩壊した」と防空システムを機能不全に追い込んだと主張したが、2機の撃墜でイランの防空能力がまだ稼働していることが証明された。

 トランプ氏は米イスラエルによる1万2300カ所の軍事施設への攻撃によってイラン側に反撃する軍事力は残っていないと度々述べているが、米CNNは3日「米情報機関が、イランのミサイル発射台は半分が無傷と分析している」と報道。米イスラエル軍を悩ませている「シャヘド」など自爆型ドローンも「数千機が残っている」とも伝えた。トランプ氏は演説で「今後2~3週間でイランに激しい攻撃を加え、石器時代に戻す」と宣言したが、イランが温存している兵器で徹底抗戦することも考えられる。

 トランプ氏はNBCテレビに対し、戦闘機撃墜が戦闘終結に向けたイランとの協議に影響するとの見方を否定。「私たちは戦争の最中にいる」とだけ語った。政権の安全保障担当者らはホワイトハウスで緊急会議を開催。行方不明の米兵救出の作戦を練ったとみられる。米兵がイラン側に拘束されれば、トランプ氏は、戦況が一気に逆転しかねない厳しい状況に陥る恐れもある。

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