政策の多くが転換…石破茂前首相の中道合流は? 後藤謙次氏「石破さん自身も悩んでいるんだと」
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ジャーナリスト後藤謙次氏が27日、BS-TBS「報道1930」(月~金曜後7・30)に生出演し、首相辞任後初の衆院選に臨む石破茂前首相の心境を推察した。
衆院選(2月8日投開票)はこの日、公示され、各地で選挙戦の火ぶたが切られた。
保守色の強い高市早苗首相が、高い内閣支持率をキープした状態での選挙。一方で、党内では中道、リベラルに近い石破氏に対しては、中道改革連合の斉藤鉄夫共同代表が声を掛けたことを明らかにしている。
後藤氏は、「石破さん自身は、今回の自民党の選挙の進め方にいくつか不満を持っているところがある」と指摘した。その一つが消費税。「衆議院も参議院も“社会保障のため、大切だ”と堅持してきた。それを高市さんには、“前政権とは違うんです”と明快に言われてしまった」と説明した。高市氏は飲食料品に限り、2年限定で消費税率をゼロにすることを打ち出している。
鳥取出身の石破氏が、首相就任前から力強く訴えてきたのが、地方創生。しかし後藤氏は、これについても「自民党から真正面から出てきていない」とした。
さらに、高市政権で大転換された政策が、農業政策だ。石破氏は事実上の減反政策を改め、コメの増産に踏み切るよう小泉進次郎農相(当時)に指示。ところが、高市政権で就任した鈴木憲和農相は、増産方針を即、撤回した。後藤氏は「とりわけ米作については、石破さんの政策を高市さんが出てきてわずか3カ月でひっくり返してしまった」とし、「当然、強い不満を持っている」と石破氏の心中を察した。
そんな中で、風雲急を告げる高市氏の衆院解散。その動きを受け、立憲民主党と公明党が中道で合流した。石破氏は「週刊新潮」(1月29日号)の取材に、「野田さんをはじめ立憲の中にも尊敬できる人はいっぱいいるし自民党の中にだって私と同じ考えの人はいっぱいいる」「私は地元でも中央においても公明党との信頼関係が揺らいだことは一度もない」などと発言。中道との親和性の高さをほのめかした。
果たして、中道との合流はあるのか。後藤氏は「その不満と、(中道の共同代表の)野田さんや斉藤さんとの親和性というのが当然あるわけですから。衆議院の予算が通過し、あるいは参議院で成立し、その後に新党を会期末に向けてどうしましょうかという中で、石破さん(の合流)というカードがあったんですけど…」と説明。「その部分では、石破さん自身も悩んでいるんだと思いますね」と推察した。
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