講談社 長編小説の販売中止で回収 実在人物を無断で登場させて作中に“死亡”
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講談社は29日、作家の帚木蓬生さん(79)の長編小説「少弐 民に捧げた三百六十年」の販売を中止し、書店に対し、店頭在庫の返品を依頼したと発表した。実在する存命の歴史研究者を無断で登場させ、作中で「亡くなった」と書いたことに研究者の家族が抗議、同社は取材に対し「編集上の不備があった」としている。
昨年10月刊行の同作は九州北部で繁栄した大名の少弐氏を描く小説で、主人公の考古学者が歴代当主の事跡を調査し物語が展開する。冒頭で実在の歴史研究者と同姓同名の人物が登場し、主人公に協力するが、新型コロナウイルスで病死する筋立てだった。
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