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H3ロケット打ち上げ失敗 エンジン予定外の停止 衛星軌道投入できず

[ 2025年12月22日 13:58 ]

準天頂衛星「みちびき5号機」を載せ、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられるH3ロケット8号機。2段目のエンジンが予定より早く燃焼停止した=22日午前10時51分(共同通信社ヘリから)
Photo By 共同

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日午前、日本版衛星利用測位システム(GPS)を構成する準天頂衛星「みちびき5号機」を搭載したH3ロケット8号機を、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。ロケットは飛行中、2段目のエンジンが予定より早く燃焼停止。文部科学省によると、衛星を予定の軌道に投入できず、打ち上げは失敗した。

 ロケットは当初、7日に打ち上げる予定だったが、2段目にある機体制御のための機器から通常と異なるデータが検出され延期。17日には地上設備の不具合で発射直前にカウントダウンを中止した。いずれも原因を特定し再挑戦に臨んでいた。

 H3ロケットは2023年の1号機で2段目のエンジンが点火せず、指令破壊。その後は5回連続で成功していた。

 みちびきは、衛星からの電波によりスマートフォンやカーナビなどで現在位置の把握を可能にするシステム。18年に4機体制の運用を開始、米国のGPSなどを補い、電波を安定的に提供してきた。

 政府は他国に頼らない自立したサービスを可能にするため、7機体制への増強を目指している。今年2月に6号機を先行して打ち上げており、今回が6機目だった。

 カバー対象としているアジア、オセアニアの中で提供地域をさらに拡大し、一部の衛星が使えなくなってもサービスを継続できるよう、将来的には11機体制にする計画もある。

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