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群馬県伊勢崎市で41・8度!関東14カ所で40度超…「#アツすぎ」の地が兵庫県丹波市の記録6日で更新

[ 2025年8月6日 05:00 ]

 群馬県伊勢崎市で5日、最高気温が41・8度に達し、国内観測史上最高記録を更新した。7月30日に兵庫県丹波市で観測した41・2度を0・6度上回った。群馬のほか、茨城、栃木、埼玉、東京の5都県の計14カ所で40度を超え、関東は危険な暑さに見舞われた。

 伊勢崎市は2020年8月に40・5度を観測し、全国17位タイに位置していたが、この日午後2時26分、1位に急浮上した。市内のかき氷店「富田屋氷室」の武厚さん(65)は取材に「平日は1日50~60人くらいお客さんが来ますが、今日は半分ほど。暑すぎて外出する人が少なかった」と状況を説明。小松菜を育てている「中島農園」の中島勇輔さん(44)は「小松菜は暑くなったら一度しおれて、夕方ごろに復活するものなんですが、今日は暑くて、いつもよりも早くしおれていた」と明かした。

 同市は22年に国内観測史上初めて6月に40度超えを記録するなど、元々暑いことで有名。市の広報課公式SNSでは現在、暑さにちなんだ市のPR企画を「#アツすぎ伊勢崎」とのワードとともに展開しており「言葉通り暑すぎます」と担当者。一方、暑さによる渇水で農業への影響も懸念され、定住率の低下にもつながる恐れがあるだけに「暑いことは事実。バランスを取りながら魅力を伝えていきたい」とした。

 6日前に丹波市で記録を更新したばかりだった。同市には雨水を日本海側と瀬戸内海側に分ける中央分水界の中で本州一標高が低いエリアがあり、記録にかけて「最低のまちが最高だ!」というキャンペーンを行っていた。同市観光協会は「せっかくの話題性でしたが、6日天下になりました」と肩を落とした。

 なぜ、ここまで暑いのか。気象予報士の森田正光氏(75)によると、湿った風が山を越えて高温になって吹き下ろす「フェーン現象」が一因。盆地の地形も相まり「暑さが蓄積されていった結果」だという。気象庁によると、広い範囲で日本を覆う二重の高気圧や、地球温暖化も影響しているとした。14地点で40度以上になったのは1日当たりの地点数として観測史上最多となった。

 まだ8月上旬。今後も危険な暑さに警戒が必要だ。

 ▽伊勢崎市 人口は21万1712人(8月1日現在)で高崎市、前橋市、太田市に次ぐ群馬県4位。埼玉県境に接しており、東京都心から市中心部まで約90キロ。ゴボウの「甘久郎(かんくろう)」、イチゴの「美麗(みれい)」などブランド農産物がある。人気漫画「タッチ」などの作者、あだち充氏の出身地。江戸後期の博徒、国定忠次の生誕地としても有名。

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