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経済評論家・加谷珪一氏 日米関税交渉、15%で合意に「引いたのはトランプさん…明らかに日本の勝利」

[ 2025年7月23日 12:58 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 経済評論家の加谷珪一氏が23日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび」(月~金曜前10・25)に出演。石破茂首相が同日、日米関税交渉が合意したと発表したことに言及した。

 米側は25%と宣言していた日本に対する「相互関税」を15%に下げる。日本車と主な自動車部品に課す25%の追加関税を半分の12・5%にし、既存の関税2・5%と合わせ計15%とする。

 日本は既存のミニマムアクセス(最低輸入量)の枠内で米国産のコメ輸入量を増やす。石破首相は「対米黒字を抱える国の中で最大の引き下げ幅を得られた。大きな成果だ」と強調した。

 加谷氏は「私は立場上あんまり特定の政権とか政治家とか褒めたりはしないんですが、これは歴史的快挙ではないかと思いますとし、「米国は絶対に25%の関税は譲らないって言ってきた。日本はそれを絶対に下げろと言ってきて全然合意に至らなかった。引いたのはトランプさんですから、譲歩を引き出したのは完全に日本側なので、これは100%、明らかに日本の勝利」と自身の見解を述べた。

 トランプ米大統領は22日(日本時間23日)、ホワイトハウスで演説し「史上最大の貿易合意に署名した」と表明。演説に先立って自身の交流サイト(SNS)にも投稿し「日本は自動車やコメ、その他の農産物などの貿易について国を開放する」と説明した。

 ミニマムアクセスはコメに高関税を課す代わりに、年約77万トンを無関税で輸入する仕組み。関係者によると、長粒種米の輸入を減らし、主食用にも使える米国産の中粒種米を増やす。石破氏は「農業を犠牲にする(合意の)内容は一切含まれていない」と述べた。

 トランプ氏はSNSに「日本は米国に5500億ドル(約80兆円)を投資し、利益の90%を米国が受け取る」とも書き込んだ。演説では「アラスカでの液化天然ガス(LNG)事業について日本と合意する予定だ」とも語った。

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