兵庫・斎藤知事 最後までパワハラ認めず「百条委員会とか第三者委員会が判定するもの」
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兵庫県の斎藤元彦知事(46)が30日午後、職員らへのパワハラの疑いなどをを告発する文書をめぐり、同県議会の調査特別委員会(百条委員会)に初めて出席し、証人尋問を受けた。
証人尋問では、告発文書や職員らへのアンケートで数多く指摘されているパワハラ疑惑について回答した。昨年11月、県立考古学博物館を訪れた際、公用車を降りた後、約20メートル歩かされたことで職員を叱責したという疑いや、片山安孝・前副知事に物を投げつけた問題、さらに深夜に及ぶチャットでの公務指示の問題などについて厳しい質問が飛んだ。
片山氏に投げつけられたものについて、質問者からは「5センチ角で厚さ1ミリ未満の付せん」であるとの証言が紹介された。しかし、斎藤知事は、手元のメモを見ながら「片山(前)副知事に向かってではなく、机に向かって投げられた。付せんは1枚の付せんです」と否定した。
また斎藤知事は、投げた原因について、片山氏らの仕事上の伝達ミスがあったことを指摘した。「重要な仕事だったのに、伝達内容を忘れていたということに、残念だという思いがあったので注意した」とし、「付せんを手に持ちながら話を聞いていたが、大変残念な状況がある中で、思わず卓上に向けて放り投げた」と釈明。「パーティションかディスプレーが(投げた先に)あった。真正面に向けて投げたので、片山副知事に投げたわけではなくて、当たったわけでもない」とも訴えた。
数々のパワハラ疑惑の指摘に対し、「不快に思われたのであればお詫びしたい」と、紋切り型の謝罪で押し切ろうとした斎藤知事。質問者から強い口調で「知事、ここはパワハラを認めて反省するということではないんですか?」と問い詰められても、「パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会とか第三者委員会が判定するものだと思う。私は自分が行った行為で不快に思われた人がいるならお詫びしたいと思います」とかわした。結局、最後までパワハラを認めることはなかった。
斎藤知事をめぐっては、元県西播磨県民局長の男性がパワハラや出張先などでの贈答品おねだりなど、7項目にわたり告発。知事は当初「うそ八百」などと完全否定したが、県は告発を誹謗中傷と認定し、男性に懲戒処分を課した。その後、調査の中立性に疑問が生じ、県議会が百条委員会の設置を決定したが、男性は7月に死亡した。自殺とみられる。4月には、別の元課長の男性も死亡。こちらも自殺とみられるが、県は個人情報保護を理由に7月まで公表していなかった。
斎藤知事は文書や職員アンケートで指摘された「叱責」の数々について、これまで「業務上必要な範囲内」と主張。「日々の仕事を全力でするのが、私の進むべき道だ」などと辞職を否定してきた。
百条委は午前から開かれ、23日に続き職員2人を非公開で尋問し、部長級2人、斎藤氏の順で公開尋問した。正当な理由なく拒んだり、虚偽証言をしたりすると禁錮や罰金が科される。
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