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「恥を知れ」イスラエル大使が国連憲章を細断 パレスチナの国連正式加盟再検討に反対

[ 2024年5月12日 04:40 ]

 イスラエルのエルダン国連大使は10日、パレスチナの国連正式加盟を支持する決議案に抗議の意思を示すため国連総会の壇上に小型シュレッダーを持ち込み、国連設立の主旨などを記した国連憲章を細断した。同氏はその後「恥を知れ」と吐き捨て壇上から降りた。

 パレスチナの国連加盟は今年4月に安全保障理事会(15カ国)で米国の拒否権行使により否決されたが、この日、安保理に再検討を求める決議案が日本を含む143カ国が賛成して採択された。米国やイスラエルなど9カ国が反対し、英国など25カ国が棄権した。

 パレスチナの国連での地位は投票権のない「オブザーバー国家」。加盟には安保理勧告が必須で拒否権を持つ米国が反対しているため加盟実現の見通しは立っていない。

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