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東大前刺傷、19歳男に実刑 「無差別で悪質」厳罰適用 東京地裁、保護処分認めず

[ 2023年11月17日 14:45 ]

 東大前で昨年1月、大学入学共通テストの受験生ら3人を刺したとして、殺人未遂や威力業務妨害などの罪に問われた当時名古屋市の高校2年だった男(19)の裁判員裁判で、東京地裁は17日、懲役6年以上10年以下の不定期刑とする判決を言い渡した。検察側の求刑は懲役7年以上12年以下。男は起訴内容を認めていたが、弁護側が求めた保護処分を認めずに厳罰を適用した。

 中尾佳久裁判長は判決理由で、被告自身が自殺する目的を達成するために無関係の他人を巻き込んだと指摘し、「無防備な被害者らを無差別に攻撃し、生命侵害の危険性が高く、非常に悪質だ」と非難。一部の被害者と示談が成立している点などを踏まえても、保護処分は社会的に許容されないと結論付けた。

 男はこれまでの公判で、医師に憧れ東大理科3類への進学を希望したが成績が落ちて悩み、人を殺傷し罪悪感を背負えば、自殺の踏ん切りがつくと考えたと説明していた。

 判決などによると、昨年1月15日朝、東京都文京区の東大前の路上で、共通テストの受験に訪れた千葉県の高校3年だった男女と、通りかかった70代男性の背部を刃物で刺し、重軽傷を負わせたとしている。その直前には、東京メトロの東大前駅で着火剤を投げるなどした。

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