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ボールペン「ゼブラ」、コスト削減による“インク減量説”を否定 「勘違い」続出の理由も説明

[ 2023年4月19日 12:05 ]

筆記具メーカー大手「ゼブラ」公式ツイッターアカウント

 ロングセラー商品「マッキー」などで知られる筆記具メーカー大手「ゼブラ」が19日、公式ツイッターを更新。コスト削減による“インク減量説”を否定した。

 現在、原材料などの高騰に伴い、食品や日用品などで価格を据え置いたまま内容量を減らす“サイレント値上げ”“ステルス値上げ”が相次いでいる。そんな中、一部のユーザーが、同社の製品の写真とともに「食べ物だけじゃなく……文房具のインク量も減ってきている気がするんだ」とツイート。大きな反響を呼んでいた。

 これを受け同社は、「【ゼブラからのお知らせ】」として「SNS上で、サラサクリップのインク量が最近減ったのではとの話題がありますが、サラサクリップのインク量は減らしておりません。コスト削減のために減らしたという事実もございません」と否定。「インクの見た目の量は、ボールの太さ・インク色によって違います。材料や構造がそれぞれ違うので、品質上最も適したインク量を決めています。ゼブラホームページに掲載している商品画像もボールのサイズによって異なっています。特に0.4mmは他の太さに比べるともともと少ない設定となっています」と、ボールサイズによりインク量も異なることを説明した。

 その上で「ただし、製造上インクの注入量の誤差はございます」として「基準のインク量は確保できるよう工程上で品質管理しておりますが、時間の経過によってインクの水分が減ることがございます。減る量はペンが置かれている環境によって違いますので、未使用であっても減っているように見えるケースもございます」と重ねて説明。「サラサクリップはなるべく多くの方に楽しんで使っていただけるよう、2003年発売以来20年間、100円(税抜)で販売しております。これからもご愛顧いただけますようお願いいたします」と呼びかけた。

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