「侮辱賞状」の住宅会社 従業員自殺訴訟で和解 恒常的なパワハラ認め「再発防止に全力を尽くす」
40代の男性社員=2018年に自殺=に賞状を模して侮辱する内容の書面を渡すなどし、遺族から青森地裁に提訴された青森県八戸市の住宅会社「ハシモトホーム」が、今月2日に遺族と和解したことを公式サイトで報告した。
遺族はパワハラや長時間労働が自殺につながったとして、会社などに約8000万円の損害賠償を求め、提訴。会社側は「表彰の一環」と説明していた。
公式サイトには「今般、ご遺族の皆様との間で別紙『和解の概要』記載の内容にて和解が成立いたしましたので、ご報告申し上げます」と報告し、概要文書を掲載。亡くなった従業員は顧客から信頼を得て優秀な勤務成績を上げていたとし、恒常的なパワハラを認めた。
また、代表取締役社長の橋本吉徳氏は、任意交渉の段階で「『症状』の授与は、新年会に参加する青森支店従業員や業者の間では、(略)悪ふざけや余興の類いのものとして認識されており、取り立てて気にするほどのものでは無かった」、「同氏の自殺という結果を回避することは非常に困難であった」と通知し、遺族を傷つけた点についても謝罪。今後は「労働関係法令を遵守し、長時間労働、ハラスメントその他業務における過重な負荷又は強い心理的負荷を負わせることがないよう、再発防止策を定めその徹底を行うとともに、これらの内容についてご遺族の皆様に書面をもってご報告いたします」と誓いを立てた。
同社は「改めて、お亡くなりになられました従業員の方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様には心より深くお詫び申し上げます。ご遺族の皆様からのご理解を賜り、和解は成立いたしましたが、弊社としましては、本件を重く受け止めており、現在進められております外部の専門家による調査結果を踏まえて、二度とこのような事が生じないように再発防止に全力を尽くす所存でございます」と謝罪した。












