米フロリダ州で珍しい天気予報 「寒さとイグアナの落下にご注意ください」
米国の東部と南部は22日にこの冬一番の寒気に覆われたが、1月の最低気温の平均が16度だったフロリダ州フォートローダーデール郊外の気温は5度前後にまで低下。この結果、この地域一帯に生息しているイグアナが樹上から地面に落下するという珍しい光景が広がった。
低温のために体が動かなくなったためで、その前日から国立気象局は「今夜はイグアナが木から落ちてきても驚かないでください」と“イグアナ落下注意報”を出していたが、実際にフォートローダーデール北部のオークランドパークではその予報が的中する結果?となった。
AP通信によればイグアナは1960年代からフロリダ州に住みつき、オスで体長1・5メートル、体重9キロまで成長。気候変動による気温上昇で最近は生息数が増えていたが、気温が0~5度ぐらいになると動けなくなるため、気象局では日常生活を送っている木々から落下する可能性があることを訴えていた。
なおイグアナは落下したあと目を閉じて動かなくなるが死んでいるわけではなく、気温が上昇すると再び動き出すと言う。
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