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塩貝 サプライズ初招集!急成長20歳の快足ストライカー 英国遠征メンバー28人を発表

[ 2026年3月20日 05:30 ]

塩貝健人
Photo By スポニチ

 日本サッカー協会は19日、英国遠征(28日スコットランド戦、31日イングランド戦)に臨む日本代表メンバー28人を発表し、ドイツ1部で評価を高めているFW塩貝健人(20=ウォルフスブルク)を初招集した。今回がW杯北中米大会(6月11日開幕)メンバー発表前の最後の活動。スピード出世を続ける快足ストライカーが、森保ジャパンのラストピースに名乗りを上げる。

 20歳の新鋭に、千載一遇のチャンスが舞い込んだ。W杯まで3カ月を切ったタイミングで塩貝が初のA代表入り。本番直前の活動で初招集されてメンバーに滑り込めば、98年フランス大会の小野伸二以来となる。サプライズ招集に踏み切った森保監督は「W杯ギリギリまで力を見せてくれる選手がいる場合は、我々が招集をチャレンジしていく。1%でもW杯で勝つ可能性を上げていく選択肢を持ちたい」と説明した。

 世界一の切り札になる。武器はスピードと決定力。守備への貢献度も高い。関係者によると、森保監督は前回カタール大会に出場した浅野のようなスピードタイプのFWを求め、かねて塩貝に熱視線を送っていたという。カタール大会の浅野と言えば、切り札起用で全4試合に途中出場。1次リーグのドイツ戦で快足を飛ばして奪った決勝ゴールは記憶に新しい。上田、小川、町野、後藤とはタイプが異なる塩貝は、まさにFWのラストピースと言える存在だ。

 異例のスピード出世を遂げた。高校時代まで全国的には無名。慶大在学中に横浜Mの特別指定選手でJ1デビューし、24年夏に大学を退部して海を渡った。オランダ1部NECナイメヘンでプレーした今季前半は、主に途中出場ながら公式戦14試合9得点とブレーク。今年1月、退部からわずか1年半で欧州5大リーグ行きをつかみ取った。森保監督はW杯直前に決断を下した塩貝の向上心にも触れ、「より高みを目指してチャレンジしているところを評価した」と言った。

 06年ドイツ大会の巻誠一郎、14年ブラジル大会の大久保嘉人――。FW陣にはサプライズ招集の歴史がある。「目標は日本最高のストライカーになること」と公言するビッグマウス。大逆転での北中米行きは、決して夢物語ではない。

 ◇塩貝 健人(しおがい・けんと)2005年(平17)3月26日生まれ、東京都出身の20歳。横浜FCジュニアユースから同ユースへの昇格が見送られ、国学院久我山高に進学。3年時に全国高校選手権に出場し、日本高校選抜に選出。高校時代の夢は「サラリーマン」。慶大1年時の24年1月に横浜Mへの加入が内定し、同4月に特別指定選手でJ1デビュー。同8月にオランダ1部NECナイメヘン入り。今年1月にドイツ1部ウォルフスブルクに完全移籍。1メートル80、77キロ。利き足は右。

 ≪冨安、伊藤洋ら復帰≫完全復活を目指すDF冨安が、1年9カ月ぶりに森保ジャパンに帰ってきた。昨年2月に右膝を手術し、同7月にアーセナルを退団。半年近く所属チームのない状態が続いたが、短期契約で加入したアヤックスで2月に実戦復帰。順調にプレー時間を伸ばしており、森保監督は「ポテンシャルを考えると、コンディションが良ければW杯の舞台で戦うことは当然あっていいこと」と揺るぎない信頼を口にした。

 DF伊藤洋はW杯出場を決めた昨年3月以来の代表入り。2月末に痛めた右太腿裏の負傷から復帰したばかりで、18日の欧州CLアタランタ戦は後半38分から中盤で途中出場した。GK鈴木彩は左手骨折による長期離脱を経て、5カ月ぶりの代表活動に臨む。

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