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昨年12月に直腸がん公表のラモス瑠偉氏が神奈川県3部クラブで再出発「まだ使命はある」

[ 2026年2月1日 20:47 ]

CARIOCA FCの発足会見に臨んだラモス瑠偉エグゼクティブディレクター(左)とファビアノ代表兼監督
Photo By スポニチ

 昨年12月にステージ3の直腸がんを患っていたことを公表したサッカー元日本代表のラモス瑠偉氏(68)が1日、横浜市に拠点を置く社会人クラブ「CARIOCA FC」の発足会見と練習会に参加した。長男ファビアノ(40)が代表兼監督を務め、瑠偉氏はエグゼクティブディレクターに就任。16年には脳梗塞で倒れているが「脳梗塞になり、がんになったけど、まだまだ使命はある。日本サッカーに恩返ししたい。やるからには中途半端は嫌。このチームで育った選手がJリーガーになってくれたら最高」と語った。

 クラブは「働きながらサッカーに真剣に向き合う」がコンセプト。一生サッカーとともに生きるための新たなスタイルを打ち出す。実現に向け、サッカーと仕事の両面でキャリアアップできる環境を提供。業務提携を結ぶSLASH社が選手の活動に理解の深い会社での業務をあっ旋し、大手ドラッグストアやサッカースクールコーチなどで働く機会を創出する。選手の移籍や契約をサポートする仲介人の所属する会社とも連携し、Jクラブへの“個人昇格”も後押しする方針だ。

 既に社会人10人の加入が決まっている中、この日午後8時開始の練習会には大学生を中心に15人が参加。ファビアノ氏がトレーニングを指揮し、瑠偉氏はピッチに熱視線を送った。チームは15人程度でスタートする予定。4月に開幕する神奈川県3部リーグからの出発で、5年以内の関東リーグ昇格を当面の目標に掲げる。

 瑠偉氏は昨年2月に直腸がんと診断された。25回の放射線治療と抗がん剤治療でがんは消え、昨年8月には7時間に及ぶ手術で直腸の一部を切除。人工肛門を造設した。術後約3週間は食事をとれず点滴のみ。体重は一時約20キロも減った。10月に人工肛門を取り除く手術を受け、治療は終了。現在は寛解に向かっている状態で、週1回程度の通院で経過観察を続けている。

 ファビアノ氏は東京Vのスクール出身。10代でブラジルにサッカー留学してサンカエタノでプレーしながら本場ブラジルのトレーニング法を学んだ。帰国後はFC岐阜セカンドの監督などを歴任。瑠偉氏のサッカー観を誰よりも理解する後継者は「父は絶対に乗り越えてくれると信じていた。父の功績を新たな形で残したい。このチームを絶対に成功させないといけない思いは強い」と決意を語った。

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