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元アルビ戦士の成岡翔氏が本紙サッカー評論家に就任 独自の視点と分かりやすい言葉でサッカーの魅力伝える

[ 2025年9月2日 11:27 ]

本紙評論家に就任した成岡氏
Photo By スポニチ

 J1リーグ通算303試合に出場し、13年から17年までの5年間は新潟にも所属した成岡翔氏(41)が1日、スポニチ新潟版のサッカー評論家に就任した。19年の現役引退後もテレビ中継の解説者やサッカースクールのコーチなどサッカー界の発展のために尽力。リーグ戦は残り10試合で最下位とJ1残留に向けて苦しい状況が続く新潟の試合を中心に、評論「翔’s eye」をスタートさせる。

 新潟を愛し、サポーターからも愛された成岡氏が、本紙評論家として新たな活動をスタートさせる。喜びも、悔しさも味わったデンカビッグスワンスタジアムのグラウンドを見つめながら「分かりやすい言葉で、詳しい人にも、そうでない人にも試合のポイントなどが伝わるように頑張りたいです」と所信を語った。

 新潟との縁がスタートしたのは13年。3チーム目の新天地として福岡から移籍した。1年目から34試合に出場して4得点をマークするなど中心選手として活躍。前年15位だったチームが7位に浮上する原動力となった。加入5年目の17年限りで退団。同年は残留争いの結果、J2に降格した。すでに30代で漠然とではあるが将来についても考えていただけに「新潟ではサッカーの本質というか、いろいろと考えるようになった。指導者の狙い、練習の意図など。凄く貴重な5年間でしたし、今にもつながっています」と感謝する。

 「新潟も含め、自分はどこのチームにいても、J1残留争いとか、厳しいシーズンが多かった」という現役時代だったが、その経験が引退後の現在も生きているという。常にどうやってチームを上向きに持っていくかを考えて周囲を鼓舞したり、次戦に向けてプレーの分析も繰り返した日々。そんな現役時代に培った分析力はテレビ中継の解説、チームの士気を高めるための考え方などはサッカースクールのコーチなどで指導の際の引き出しとなっている。

 現在、新潟は4勝8分け16敗で最下位。6月には樹森大介監督から入江徹監督への指揮官交代もあるなど、グラウンド内外で暗い話題ばかりだ。残り10試合。最近9試合は1分け8敗という惨状だが「もがくしかないでしょう。ここまで来たら、どれだけ“J1に残留したい”という気持ちがあるかどうか」と強調する。

 成岡氏は「自分が、まだサッカーのことを本当に分かっているとも思っていない。日々、勉強です」と謙虚に語る。“新潟愛”にあふれる男は現役時代と同様に冷静な分析力と鋭い視点で、サッカーの魅力を伝えていく。
(山田 忠範)

 ○…成岡氏は本紙について「スポーツ紙といえばスポニチ。磐田時代はいつもホテルの部屋とかに用意されていたので、よく読んでいた」と振り返る。この日の撮影を担当したカメラマンは静岡支局で藤枝東時代の成岡氏の取材経験があり、今回は同校の卒業式以来の再会。久しぶりに談笑した成岡氏は「今でも会えば話す記者の方々も多い。今回の評論も含め、凄く縁を感じています」と感慨を込めて話した。

 ◇成岡 翔(なるおか・しょう)1984年(昭59)5月31日生まれ、静岡県島田市出身の41歳。藤枝東高では中心選手として活躍し、1学年上に長谷部誠、同学年には大井健太郎、岡田隆。03年に入団した磐田では背番号10も背負うなど、主にMFとして163試合に出場して22得点もマーク。計5クラブを渡り歩き、19年に地元の当時J3藤枝で現役を引退。J1通算303試合で35得点。U―17、U―20日本代表。1メートル75、70キロ。

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