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町田・菊池流帆 「神戸に勝てば道は開ける」優勝の分岐点となる上位対決へ向け強い思い

[ 2025年8月4日 12:00 ]

インタビューに応える菊池流帆
Photo By スポニチ

 FC町田ゼルビアは10日にホーム町田GIONスタジアムで首位・ヴィッセル神戸を迎え撃つ。昨季まで5シーズンを神戸で過ごしたDF菊池流帆(28)は古巣戦を優勝への分岐点と位置づけた。リーグ戦2戦連発中の夏男が古巣撃破でまちだ青城祭の主役になる。

8月10日・16日・20日開催「まちだ青城祭2025」

 波に乗る菊池が真夏のターニングポイントに臨む。チームは5連勝中で現在6位。勝ち点差6の首位・神戸と上位対決へ強い思いを口にする。

 「神戸に勝たないと優勝はない。ここで負けたら勝ち点9離れる。勝ったら3差を詰めることができる。神戸に勝てば道は開ける。本当に重要な一戦になる」

 自身は2試合連続得点中。いずれもセットプレーを起点にボレーシュートと打点の高いヘディングでネットを揺らした。チームが武器とするセットプレー戦術に持ち味の攻撃参加がフィット。「決して好調ではない」というが、シーズン後半戦5戦全勝の原動力となっている。

 意識改革が復調の一因だ。神戸から新加入して沖縄キャンプも順調に過ごしたが、両太腿裏肉離れで戦列から長期離脱。その期間は自分を見つめ直した。「練習の取り組みにうそはなかった。でもプレー以外での自分の生き方はどうだったのか」。たどり着いた答えはピッチ外の取り組み。まずは私生活から改善した。

 実行したのは電子機器使用を断つ「デジタルデトックス」だ。スマートフォンの画面に目を向けるばかり「今を生きてないと感じた。携帯電話の世界で生きている」と感じたという。午後9時以降は必要な連絡以外はスマートフォンに触れず、就寝時も充電しないと決めた。「何もない空白の時間が生まれて余裕ができた。コンディションも違う。朝は目覚まし時計が鳴る2分前に起きることができる。頭もさえている」。心身で効果を実感し、継続している。

 昨季まで5年間を過ごした古巣ではリーグ連覇の裏で苦悩があった。23年は左膝前十字じん帯損傷でシーズンの大半を棒に振り、昨季も出場20試合にとどまった。「悔しい思い出しかない。自分は何も成し遂げられなかった。もがきながらやっていた」。新たな環境を求め、青森山田高時代の恩師・黒田剛監督(55)が率いる町田へ移籍を決断。「新たな環境で競争を勝ち抜き、試合に出て成長したい。町田で優勝したい」と強い覚悟で戦っている。

 神戸戦はクラブが夏に実施する一大イベント「まちだ青城祭」開催日。夏休み期間中とあって、多くの来場者が見込まれる中でビッグマッチを戦う。「強大なチームを相手にした本当に重要な一戦。こういう時に結果を出せる選手が自分だと信じている。しっかり(失点)ゼロに守って(得点も)決める」。古巣撃破で頂点に駆け上って行く。

◇菊池 流帆(きくち・りゅうほ) 1996年(平8)12月9日生まれ、岩手県出身の28歳。FC釜石U―15、青森山田高、大体大を経て19年にJ2山口入り。20年から神戸に加入し、21年3月の徳島戦でJ1初得点。昨季は20試合出場でチームのリーグ連覇に貢献し、今季から町田に完全移籍。J1通算103試合13得点。愛称は「ダビド・リュウホ」。1㍍88、80㌔。利き足は右。

◯…10日神戸、16日C大阪、20日G大阪のホーム3連戦は、5年連続となる「まちだ青城(せいじょう)祭2025」が開催される。ハーフタイムの打ち上げ花火、縁日、アフターゲームショーなど、「熱狂、冒険、夏祭り。」のキャッチコピー通り、大人から子どもまでお祭り気分の一日が楽しめる。先着で来場者プレゼントもあり、各日オリジナルの冷感タオル、Tシャツ、リストバンドがもらえる。また、観戦やイベントがより満喫できる「企画チケット」もあるので公式HPでチェックしよう。

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