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リバプールが英国大使館でサッカー教室 大使公邸を背に芝の庭園で“なでしこ予備軍”が歓声

[ 2025年7月30日 05:30 ]

英大使公邸の庭でサッカー教室を楽しむ参加者
Photo By スポニチ

 アジア遠征で来日しているイングランド・プレミアリーグのリバプール。日本代表MF遠藤航(32)が活躍するトップチームに合わせてリバプールFC(LFC)財団も活発に活動している。28日には東京都千代田区の英国大使館でサッカー教室を開催。クラブの日本スクール生ら女児17名が参加し、昨季限りで主将を務めていた女子チームで現役を退いた元アイルランド女子代表MFニアム・ファヒーさん(37)やクラブのスタッフが指導した。

 会場は優雅な外観の大使公邸を背景にした庭園の一角。美しく整備された芝の上というぜいたくなロケーションで緊張をほぐす鬼ごっこのようなメニューや基本のパス練習、ロングボトム駐日大使も参加したミニゲームなど約1時間、ちびっ子の歓声が飛び交った。

 ファヒーさんは「新しい世代に刺激を与えられて光栄。お手本になることができたことをうれしく思います」と笑顔を見せた。開始直後は緊張した様子の児童も多く「日本は他者を尊重する文化があるので、ちょっとシャイだったりすることもあると思いますが、コーチと時間をかけて関係性を構築すれば、自信を持ってプレーできるようになると思います」と指摘。リバプールの同僚だったなでしこジャパンのMF長野風花(26)の名前を挙げ「子供の頃のフウカは分かりませんが、今は成長してアグレッシブにプレーするので問題はないと思います。とてもラブリーで信じられないテクニックと広い視野を持った選手。長くリバプールに残ってほしい」と続けた。

 長野に加え、マンチェスター・シティーのMF長谷川唯(28)ら近年はイングランドでプレーする日本の女子選手が急増。感想を問われると「素晴らしいこと。ハセガワは本当にトップ・オブ・トップ。日本人選手はテクニックの部分が優れ、ボールを奪うのは凄く苦戦する。フィジカルの部分ではもしかしたら彼女たちも最初は苦労するかもしれないけれど、慣れた時は手がつけられない」と苦笑した。どこまでも日本人選手に対する敬意を感じさせる口調だった。

 イングランドの女子スーパーリーグは右肩上がりの観客増を記録するなど近年の発展が目覚ましい。27日の女子欧州選手権決勝ではイングランドがスペインを破って2連覇を達成した。恵まれた環境のサッカー教室で英国、イングランドに関心を持った“なでしこ予備軍”がいつの日か海を渡り、サッカーの母国で活躍する。そんなことが起こればいいな、と思わせるLFC財団の普及活動だった。

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