【高校サッカー】前橋育英 初優勝世代の“5原則”復活で7大会ぶり2度目V 決勝最多20人PK決着
第103回全国高校サッカー選手権大会決勝 前橋育英1ー1(PK9ー8)流通経大柏 ( 2025年1月13日 国立 )
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決勝戦が行われ、前橋育英(群馬)が流通経大柏(千葉)をPK戦の末に破り、7大会ぶり2度目の優勝を飾った。互いに譲らず延長戦まで戦い、1―1でPK戦に突入。決勝史上最多となる計20人が蹴り、9―8で制した。7年前の決勝と同カードとなった因縁の一戦。観客数が実数発表となった94年度大会以降最多の5万8347人が見守った死闘の果てに、再びタイガー軍団が栄光を手にした。
5万8347人が固唾(かたず)をのんで見守った。決勝史上4度目のPK戦。静寂とどよめきが、何度も何度も続く。決着は10人目。前橋育英GK藤原が相手FW安藤のシュートをストップ。後攻のMF柴野は冷静に決めた。黄黒と赤。夕暮れの国立に、勝者と敗者のコントラストが鮮明に浮かび上がった。山田耕介監督(65)は「とにかく我慢して耐えて…何とか勝つことができて良かった」と感慨に浸った。
流通経大柏との頂上対決。先制こそ許したが、動じない。前半31分に柴野のゴールで追い付く。後半は互いに負傷者が出た。激しさを増したが、球際では一歩も引かなかった。チームに浸透する「5原則」があったからこそ、最後まで足を止めなかった。
「5原則」とは初優勝した世代が掲げていた約束ごと。MF石井陽主将(3年)の発案で、7年ぶりに復活した。(1)球際(2)攻守の切り替え(3)ハードワーク(4)声(5)競り合いを拾う――。前回大会は2回戦で敗れた。チームの課題が、パスサッカーの礎となる5つの要素に詰まっていたからだ。練習から声が飛び交い、試合の振り返りは「5原則」の視点を欠かさなかった。
6月の県総体は準決勝敗退。17年から続いていた連覇が6で止まった。それでも山田監督は「負けたことがあえて良かった」という。口癖は「スキルよりウィル(意志)」。「何事も強い意志がないとやり通せない」と選手に説き、反骨心を引き出した。
石井は「怒る主将」から「ほめる主将」に“キャラ変”。仲間の意見を受け入れ、チームを明るい雰囲気に変えた。「苦しい時期にみんながそれぞれ悩みを抱えながら、解決しようとしてきた。そういうところが、最後のPKで思い切って蹴れる一つの要因になった」。どん底からはい上がったチームは、強く、激しく、美しかった。
▽17年度決勝のVTR 一進一退の攻防が続き、スコアレスで迎えた試合終了間際、前橋育英のFW榎本が劇的な決勝ゴールを決めた。夏冬2冠が懸かっていた流通経大柏を1―0で破り、群馬県勢初優勝を飾った。前橋育英のDF角田(コルトレイク)、流通経大柏のDF関川(鹿島)ら、両軍の先発22人中14人が後にJリーグへと羽ばたいた。
▽前橋育英 1963年(昭38)創立の私立。建学の精神は「正直・純潔・無私・愛」。元日本代表の山口素弘氏や故松田直樹さんをはじめ、110人以上のJリーガーを輩出。部活動が盛んで、野球部は13年夏の甲子園で全国制覇。
≪中継ハプニング PK戦途中終了≫高校サッカー決勝の中継がPK戦の途中で終了する“ハプニング”があった。試合は延長を含む110分間の激闘でも決着がつかず、PK戦へ。両校とも7人目まで決めたところで「この結果は4時45分からの『高校サッカー決勝直後ハイライト』でお伝えします」のテロップが流れ中継が終了してしまった。CMを挟み、3分後に「news every.」で再開したが、両校が失敗した8人目、成功した9人目は中継されず。再開2分後に計20人の激闘の末、PK戦9―8で前橋育英が優勝を決めた。約2時間45分に及んだ死闘が生んだ中継トラブルだった。
≪優秀選手36人 決勝両校から7人ずつ≫大会優秀選手36人が発表された。前橋育英、流通経大柏からともに最多7人を選出。初戦でハットトリックを達成したサウサンプトン内定のFW高岡(日章学園)、5得点で大会得点王に輝いたFW三鴨(堀越)、川崎F内定のDF野田(静岡学園)、清水内定のMF嶋本(大津)らが名を連ねた。
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