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新潟Lが初の開幕戦勝利 後半44分に那須野プロ初ゴール&下吉はファーストタッチでアシスト、18歳躍動

[ 2024年9月16日 04:00 ]

決勝点を決めた那須野(右から3人目)を祝福する選手たち  (C)WE LEAGUE
Photo By 提供写真

 WEリーグが開幕し、新潟Lはアウェーで長野と開幕戦を戦い、2―1で勝利。4シーズン目にして初の開幕戦勝利を挙げた。前半15分にMF滝川結女(25)が今季のチーム初ゴールを決め先制。後半40分にPKを決められ同点にされたが、同44分に途中出場のFW那須野陽向(18)がプロ初ゴールを決めて勝ち越した。次節は21日にホームでC大阪ヤンマーと対戦する。

 雨中の激戦を制し、初めて開幕戦白星スタート。ずぶ濡れになりながら戦った選手たちは、敵地まで駆けつけた約300人のサポーターと喜びを分かち合った。橋川監督は「新潟から来たたくさんのサポーターの声援を受けて、最後まで諦めずにしぶとくアルビレディースらしい試合ができた。苦しい時間帯もあったが、しのげるところはしのげた」と振り返った。

 1―1の後半44分だった。7日のクラシエ杯マイナビ仙台戦に続いて18歳コンビが躍動した。交代で入ったばかりのMF下吉がファーストタッチながら右CKをピンポイントで入れると、FW那須野が鮮やかに右足ボレーを決めて試合を決めた。

 先制点は開始15分だった。クラシエ杯初戦のノジマ相模原戦でチーム初ゴールを決めたMF滝川が、リーグ開幕戦でまたもチーム初ゴール。ゴール右の角度のないところから左足でゴール左隅に突き刺した。今季は副主将に就任。これまで開幕戦は3年連続で黒星を喫しており「気持ちが出過ぎちゃっている分、難しい試合になる」と話していたが、この日は終盤にコーナーフラッグ付近で時間稼ぎをするなど、最後まで冷静さを失わなかった。

 後半40分にハンドでPKを与え1―1の同点とされても最後まで集中力を切らさず、途中出場の若手がしっかり結果を出した。「本気でタイトル」を掲げる今季。橋川監督は「勝っていくことで成長できているし、勝ちから学ぶことはたくさんある」とチームのさらなる成長に期待していた。

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