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セレッソ大阪スポーツクラブ、ECCとのタッグ強化 選手に加えて指導者も英会話レッスン開始

[ 2024年4月9日 06:00 ]

ECCで外語事業本部マネジャーを務める服部一徳さん

 セレッソ大阪のアカデミー組織などを統轄する一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブが、20年から始まったECC外語学院とのエデュケーションパートナー契約を更新することになった。契約期間は今年4月1日から来年3月末までとなる。

 「17歳で世界へ」という言葉を掲げ、海外に通ずる人材を育成するため、これまでU―12からU―18までの選手たちが英会話のオンラインレッスンを受講してきた。今年4月からは選手だけでなく、アカデミーの指導者もレッスンを受けることになった。受講する指導者は、U―18の金晃正監督をはじめ16人にのぼる。
 ECCで外語事業本部マネジャーを務める服部一徳さんは、その狙いを語る。

 「世界で活躍する選手がセレッソさんから出てくるために、我々もサポートしていきたい。その中で、英会話のレッスンを“指導者の方もどうですか?”というのは、こちらからもアプローチをさせてもらっていました」

 未来を切り開く選手に加え、指導するスタッフにもレッスンすることで、クラブ全体として英語力を向上させる。今年度も各年代で海外遠征が予定されており、選手、指導者ともにプレーだけでなく語学力を試す舞台がある。

 過去、C大阪は海外で活躍する選手を多く輩出してきた。マンチェスターUなどに在籍した香川真司や乾貴士、清武弘嗣、柿谷曜一朗、山口蛍。現在はアカデミーから育った南野拓実がフランス1部モナコで、瀬古歩夢はスイス1部グラスホッパーでプレーする。
 先輩たちに続く人材を育てるC大阪アカデミーと、それを支えるECC外語学院。今後に向けて服部さんは「(選手が)英会話を発表する場を設けたいなと思っているし、スピーチコンテストのようなものもできればと個人的には思っています」と語る。より強力なタッグを組み、世界へと向かう。

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