横浜キューウェル監督、開幕節・東京V戦へ「いい形で向かっていける」　ACLから中3日も万全強調

開幕節を前に全体練習後の取材に応じたキューウェル監督
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　横浜F・マリノスは23日、開幕節・東京V戦（25日、東京国立競技場）に向け、神奈川県横須賀市内のチーム施設で全体練習を行った。

　今季はすでにアジア・チャンピオンズリーグ（ACL）決勝トーナメント（T）で公式戦2試合を戦っており、8強に進出。今季から指揮を執るハリー・キューウェル監督（45）は「いい形で向かっていける。楽しみというのが、率直な気持ちだ」とJ1開幕を待ち望んでいる。

　21日のACL決勝T1回戦第1戦のバンコクU戦は降雨の中、延長戦を含む120分の激闘。中3日というスケジュールの中、この日の練習は一部別メニュー調整の選手もいたが、指揮官は「メディカルチームに素晴らしいメンバーがそろっている。開幕に向けて準備を整えることができている」と万全を強調した。

　開幕節の相手は16年ぶりにJ1復帰した東京V。93年5月15日のJリーグ開幕戦と同じ顔合わせだ。現役時代、プレミアリーグ名門リバプールで活躍したキューウェル監督は「いくつもの大きく注目されるダービーや伝統の一戦を経験してきた。ダービーは力みすぎて空回りすることも知っている。いつもと変わらない試合だと思うことも大切。自分たちがやってきたことを信じ、自分たちのスタイルを貫き、ピッチで表現していく。それに尽きる」と語った。

　今季は2年ぶりの王座奪回を狙う。指揮官は「どうやったらいいスタートが切れるか、自分たちの役目をこなし、常にベストを尽くしていく」とリーグ戦白星発進を誓った。