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川崎Fに敗れた神戸・吉田孝行監督「研究はされているとは思う。でも…」

[ 2024年2月17日 18:43 ]

富士フイルム・スーパーカップ   神戸0ー1川崎F ( 2024年2月17日    東京・国立競技場 )

川崎Fに敗れた神戸イレブン(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 これがJ1王者の宿命か…。主将の神戸MF山口蛍は「もう少し自分たちのサッカーを徹底しなきゃいけなかった」と反省の弁を述べた。自らの強みを削がれる展開にジレンマがみじみ出た。

 昨季は強度の高さを生かしたハイプレスと運動量をベースにリーグ初制覇。高い位置でボールを奪いきってゴールを陥れるのは持ち味の一つだった。だが吉田孝行監督が「ピッチ状況など色々なことを踏まえて、相手もそんなに(ボールを)つないでこなかった」と振り返るように、ハイプレスを回避された。

 それによりボールを保持する時間帯は増えた。だが「自陣で持った時のアクションが自分たちからではなかった。相手が動いたとこに対して、自分たちがアクションを起こす展開。それは自分たちのやってきたことでもない。自分たちが狙っているタイミングではなくて、相手が来たから“じゃあ(ロングボールを)蹴ります”みたいな感じ」と山口。特に後半はパス回しのテンポやスピードが上がらず、頼みのFW大迫勇也に効果的なボールを供給できなかった。

 インテル・マイアミ戦(7日)も同様の展開でスコアレス。指揮官は「研究はされているとは思う。でも、ここでは言えないですけど、映像を見て修正できる手応えはあります」と口にする。戦い方のベースは変えない今シーズン。対戦相手が対策してくるのは自明の理だが、その中で自分たちの土俵にいかに持ってこられるかが連覇のキーポイントになる。

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