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【一問一答】日本代表DF毎熊がC大阪キャンプ全体練習に合流「自分が加わってさらにプラスになれるよう」

[ 2024年2月9日 14:13 ]

チームメートの間を抜くボールさばきを見せるC大阪DF毎熊晟矢(中央)
Photo By スポニチ

 3日までアジア杯を戦ったサッカー日本代表で唯一、国内組で主力を張ったC大阪DF毎熊晟矢(26)が9日、宮崎キャンプの全体練習に合流。室内練習場で軽く体を動かした後に約1時間半、ピッチでランニング系のメニュー、鳥かごなどで汗を流した。

 2018年の全日本大学選抜イタリア遠征で同じチームだった札幌から新加入のMF田中駿汰(26)と並んでジョギングをするなど終始、和やかな雰囲気で最初の練習を終え、帰国後初めて報道陣に対応した。

 以下、毎熊との一問一答。

 ―久しぶりにチームへ合流。
 久しぶりに(チームメートと)会えたので、過ごしやすさはすごく感じています。

 ―4日に帰国。
 3日間休んで、合流しました。

 ―合流のタイミングはチームと話して?
 話してというか、(8日だと)聞いて。

 ―チームの今年の雰囲気は。
 あんまりメンバーも変わっていないですし、新加入の選手もとけ込んでいて、さらに明るくなった感覚はありますし、僕自身もまだ外国籍選手はあまりしゃべれていませんけど、新加入の選手とはみんなしゃべれたので、そこもすぐ、あんな感じ(後方でFW北野颯太らが盛り上がっていた)でやれると思います。

 ―田中駿汰とは同級生。
 大学3年の夏に全日本でイタリアに一緒にいって、一緒にやるのはそれ振りだったので、そういう話をしていました。僕がサッカー選手の中で好きなタイプの選手なので、見ていても楽しいですし、一緒にやるのもすごく楽しいので、すごく楽しみにしていました。

 ―昨日宮崎入りして、チームのトレーニングマッチ(45分×3)を見ていた。印象など。
 ディフェンスラインのビルドアップのところは気になったことがあったので、1本目終わった後、話したりしましたけど、まだまだチームとしてもトライしている段階ですし、個々人のコンディションも上がりきってないなと感じた。僕はもう90分戦える体ですし、今のみんなとのコンディションを合 わせるというのをこのキャンプではやっていきたい。

 ―小菊昭雄監督は昨日合流させた意図として「セレッソでサッカーをやりたいと思ってもらうため」と。
 向こう(カタール)でもYouTubeの(公式)動画で見ていましたし、みんなとサッカーしたいと思っていた。みんながタイ(1次キャンプ)から頑張って作り上げたものに自分が加わって、さらにプラスになれるようにしたいと思って帰ってきました。

 ―今の時点で状態がほぼ100%であるシーズンの経験の有無、不安。
 ケガのところはオフシーズンもあまり休めなかったので不安は少なからずありますけど、このキャンプでもやりたい気持ちを抑えつつ、うまくやっていかないといけない。

 ―年末のオフの過ごし方は。
 渡辺コーチ(翔=C大阪フィジカルコーチ)が毎日つきっきりでやってくれましたし、乾貴士君(J2清水)がいっしょにJグリーン(堺)でやっていて、元セレッソの選手とかも集まってやっていました。

 ―アジア杯、自身にとってどういう大会。
 自分が試合に貢献して優勝したいという目標で入ったので、チームとしての目標が達成できなかったですし、個人としても最後納得いかない形で終わったので、チームにも少し帰ってきにくかったんですけど…。

 ―代表でやれる手応え。
 守備で人にいくという部分では、回数を追うごとに良くなっていっていると思いますし、攻撃の部分も堂安選手、久保選手との連係は最初からやりやすかったですけど、よりいろんなパターン、いい距離感でやれることについては良くなっていっていると感じました。

 ―昨年と比べての成長。
 成長の部分に関しては、正直個人ではあまりわからないですけど、どの立場にあっても課題は常にたくさんある。そっちに僕は目を向ける方なので、成長というよりはそっちにフォーカスしてやっています。

 ―考え方、意識で変わった部分。
 去年の9月に代表へ入ってからずっと責任感、自覚を持つようにしていますし、アジア杯終わっても、国際大会を基準にやらないといけないなと思っていましたけど、もう1個上のレベルを基準にしてやらないといけないなと、考え方は変わりました。

 ―セレッソにもそういうマインドはもたらせる。
 今まではプレーで引っ張ればいいのかなと思っていましたけど、言葉で伝えるのもすごく大切だなと思いますし、今年はそれを含め、チームにいい影響をもたらせるようになりたい。

 ―一つの大会で、ここまで長く日本代表として戦ったことは初めて。きつかったことは。
 いや、そんなにきつくはなかったですよ。グループリーグでは試合間隔もありましたし、もうちょっとテンポよくやりたいなと思っていたぐらいで。みんな上手いので、すごく楽しくやれていました。

 ―プレッシャーなどは。
 それはすごく感じましたし、会場の雰囲気もアウェーな試合が多かったので、そこのやりづらさはすごくありました。

 ―チャンスを与えられた試合で、毎回結果を残している。今の立場にいられる理由。
 セレッソでも去年、キャンプでなかなか試合に出られなくて、でもチャンスは来ると自分に言い聞かせていい準備は常にしていて、開幕スタメンを取れて、そこからいいパフォーマンスができましたし、今回も菅原(由勢)選手が1、2試合目に最初から出て、思うところとか悔しい気持ちはありましたけど、常にいい準備はしていた。体の準備、気持ちの準備というのはすごく大切だなといつも思っています。

 ―頭の整理が優れている?
 そこはわからないですけど(笑)、常に人は見るようにしているので、ベンチから見ていても人はよく見えますし、中に入ってもボールが関係ないところにあっても常に人がどこにいるか見るようにしているので、そういうのが大きいかなと思います。基本は近くの選手を見ていますね。

 ―アジア杯から帰国後、地元・長崎へ3日間帰省。
 大阪にはいろいろそろっているので買い物をすることないですし、ずっと実家で家から出ず、犬(チワワ)と久しぶりに遊んだ3日間でしたね。母、姉2人と久しぶりに会えましたし、甥っ子、姪っ子にも久しぶりに会えて、癒しはすごくもらえました。

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