×

森保監督、GK鈴木への差別的投稿に言及「断固として抗議したい」

[ 2024年1月23日 20:20 ]

<サッカー日本代表会見>会見に臨む森保監督(左)と冨安(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 アジア杯で3大会ぶり5度目の優勝を目指す日本代表は24日、1次リーグD組第3戦インドネシア戦に臨む。前日会見に出席した森保一監督(55)は、GK鈴木彩艶(ざいおん、21)が被害を受けた差別的投稿について言及した。

 鈴木は今大会初戦から2試合連続で先発するも、いずれも2失点。22日の練習後の取材では、1次リーグ第2戦のイラク戦後にSNSを通じて差別的投稿を受けていたことを明かしていた。

 森保監督はこの日の会見で語気を強めながら話した。

 「まずは、あってはいけないことだと思います。人権を侵害するということは、あってはいけないことだと思っています。世界の多種多様な文化、人種、価値観等々、お互いが相手のことを、みんなのことを尊重して、共存共栄していくことが大切だし、フットボールという1つの競技で、国と国、人と人がつながる、一つのフットボールという共通言語で、いろんな価値観を認め、みんながつながれるということを、活動を通して、試合を通して、いろんな方々に伝えていければと思います」

 強い思いを口にした指揮官。そのうえで「鈴木彩艶に人権侵害の言葉、差別的な言葉を向けられた人には、断固として抗議したいし、彩艶についてはストレスや傷ついている部分があれば、チームで全力でサポートをして、彼が少しでも穏やかに生活をして、思い切ってサッカーに集中できる環境をつくってあげたい」と語った。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2024年1月23日のニュース