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J1神戸・酒井 1・17は「日常の有難さを心に刻む大切な日」 被災地への思いも語る

[ 2024年1月18日 06:45 ]

阪神大震災や能登半島地震の被災者への思いを口にする神戸DF酒井高徳
Photo By スポニチ

 6434人が亡くなり、3人が行方不明になった1995年の阪神大震災から29年となった17日、被災を経験したプロ野球の阪神とオリックス、サッカーJ1神戸、ラクビーリーグワン神戸はそれぞれの施設で黙とうをささげた。元日に起きた能登半島地震の被災地も思い、使命を再確認した。

 J1神戸は、午前10時から神戸市西区で練習の前に選手らがピッチで輪になって黙とうした。阪神大震災の発生日はJリーグ入りに向け、新チームでの初練習予定日だった。兵庫県川西市出身の吉田孝行監督は競技に打ち込める日常に感謝しつつ「先輩たちは復興のシンボルとして頑張ってきた。そういう思いでプレーしてほしい」と話した。

 DF酒井高徳は「あらためて身の引き締まる思い。サッカーや当たり前にある日常が実はそうではないということを心に刻む大切な日」と語った。能登半島地震が起きた元日は自宅のある新潟県におり、「家族と一緒に高台に逃げた」という。

 04年に新潟県中越地震も経験。「当事者の方々は本当につらい、大変な思いをされている」と現在も被災地で苦しむ人たちが一日でも早く安心して過ごせる日が来ることを願った。

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