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神戸・山口は背番96 愛犬とともに連覇へ気合 全体練習がスタート

[ 2024年1月11日 06:00 ]

連覇へ向けて今季も屋台骨を支える神戸のベテランカルテット(右から大迫、山口、武藤、酒井高徳)
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 昨季のJ1で初優勝を果たした神戸が10日、神戸市内で全体練習を開始した。MF山口蛍(33)は愛犬とともに24年シーズンを戦う決意を披露。神戸加入後は背番号5を背負ってきたが、今季から96番をつけることも発表された。

 飼っている黒パグの名前「クロ」にちなんだ変更で、山口は自身のSNSを通じて「決してふざけているわけでもない。変わらず全力で頑張ります」とコメントした。専用のインスタグラムのアカウントを作るほどの愛犬家は、昨季途中にも番号変更を直訴していたという。

 昨季所属したMFフアン・マタは64歳で亡くなった母親をしのんで64をつけるなど、背番号への思いは千差万別。犬を家族の一員と考える人も多く、山口もクロを“背負う”ことで連覇へのエネルギーに変えるつもりだ。

 《王者の称号は不要、毎試合を謙虚に》吉田監督は今季のテーマに「競争と共存」を掲げ、J1王者の称号を背負わない必要性を説いた。今季は追われる立場になるが「そういうふうに考えていると気の緩みが出る。毎試合、謙虚に臨むのが大事」とチャレンジャー精神を強調した。昨季リーグ得点王とMVPを獲得したFW大迫ら主力は残留し、MF井手口やFW宮代など実力者の加入で選手層は格段にアップ。スコットランド・プレミアリーグのセルティックから完全移籍した井手口は「タイトルを獲るための力になれれば」と意気込んだ。

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