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全国高校サッカー今日開幕 飯塚 V候補筆頭の青森山田と31日に激突 目指せジャイアントキリング

[ 2023年12月28日 05:45 ]

飯塚イレブン
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 第102回全国高校サッカー選手権(来年1月8日決勝)はきょう28日、東京・国立競技場において広島国際学院―早実(東京B)の初出場対決で開幕する。2年連続2度目出場の飯塚(福岡)は31日に優勝候補筆頭の青森山田と対戦する。今月には高校年代最高峰のU―18プレミアリーグ・ファイナルを制し、2大会ぶりの覇権を狙う大本命を相手にジャイアントキリングを目指す。

 飯塚・中辻監督は大阪出身らしく、関西弁で苦笑いした。青森山田が出場したU―18プレミアリーグ・ファイナルを現地観戦。「むちゃくちゃ強い。生で見てよかった」と第一声。目についたのは球際の強さだった。「今まで体感したことない試合になるかも」と本番をイメージした。

 ただ、黙って帰るつもりはない。対青森山田で指揮官は「僕らが勝っているところも見つけられた」と言った。具体的にはスピードの部分だという。選手も自信を持っている。J2岡山内定のDF藤井主将は「そこは一番の武器。それプラス、自分たちは速いスピードを何回も繰り返せる持続力があるチームだと思う」と胸を張った。

 両者は2年前に埼玉で行われた大会で対戦経験がある。0―2で敗れた。これがきっかけで中辻監督は「ストレングス(筋力)トレーニング」を練習に取り入れて初出場まで結びついた。「ちょっと恩返しの意味もあって。あの時、気づかせてくれた青森山田と今回やらしてもらって、またいろんなことを吸収したい」と語った。

 前回大会は初出場で初戦を突破するなど、大きな一歩になった。中辻監督は「去年はボーナスステージに行った感じでした。今年は(全国大会へ)行くと思って、行くことを前提に考えられている」と選手が発する意識の違いに成長を感じ取る。目指すは4強以上。初戦からしびれる試合になる。藤井は「一戦決勝のつもりやりたい」と闘志を燃やした。 (杉浦 友樹)

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