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川崎F 辛勝で1次L突破へ全勝王手も…軽率プレー反省、脇坂「結果以外は良くなかった」

[ 2023年11月8日 04:35 ]

ACL1次リーグ I組   川崎F4ー2BGパトゥム ( 2023年11月7日    等々力 )

前半、ゴールを決め喜ぶ川崎F・脇坂(撮影・西海健太郎)
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 東地区I組首位の川崎FはホームでBGパトゥム(タイ)に4―2で勝ち、開幕4連勝で勝ち点を12に伸ばした。28日のホームのジョホールDT(マレーシア)戦で引き分け以上なら、同組1位で2大会ぶり決勝トーナメント進出が決まる。G組の横浜は敵地でカヤ(フィリピン)に2―1で勝利し、3勝1敗とした。1次リーグは東、西地区とも20チームが5組に分かれ、各組1位5チームと2位の成績上位3チームの計8チームが決勝トーナメントに進出する。

 反省材料の多い“等々力劇場”だった。公式戦直近5試合のうち、スコア4―2の勝利は実に4度目。日本勢唯一となる1次リーグ開幕4連勝にも、2得点1アシストの脇坂は「結果以外は良くなかった。勝てたからいいけど、上に行ってこういう試合をしていると勝ち切れない」と反省が口を突いた。

 開幕3連勝、3連敗という2チームの成績に関係ない打ち合いになった。前半にFWマルシーニョとFWダミアンがエリア内で倒され、PKを2度獲得。ともに脇坂が冷静に決めた。だが6月まで仲間だったチャナティップに、前半だけで2度の同点弾を浴びた。相手に退場者が出た後半、脇坂のCKから山村のヘッド弾で辛くも勝ち越した。

 チャナティップは1年半所属した川崎FでJ1計18試合無得点と結果を残せず、母国のクラブに戻った。ゴールを挙げられなかった等々力で2発という皮肉な結果に、鬼木監督は「ゴールも圧巻だし、ピタッと止めるプレーやスルーパス。おめでとうではないけど、よりうまくなったねと話した」と称えるしかなかった。一方で2失点につながったのは、ともに自陣での軽率なプレー。「得点後の軽いプレーで自分たちから難しくした。ひっくり返されていてもおかしくなかった」と反省を促した。

 それでも後半は無失点。1次リーグ6戦全勝を飾った21年以来の決勝トーナメント進出に王手をかけた。脇坂は「全勝で行きたいという思いは全員が持っている」と誓った。

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