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川崎FがACL開幕4連勝で1次リーグ突破王手 元同僚チャナティップに2失点も4発

[ 2023年11月7日 23:23 ]

アジアチャンピオンズリーグ・1次リーグ第4節   川崎F4―2BGパトゥム ( 2023年11月7日    等々力陸上競技場 )

<ACL 川崎F・パトゥム>勝利を喜ぶ川崎Fイレブン(撮影・西海健太郎)
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 I組首位の川崎Fが未勝利で最下位のBGパトゥム(タイ)に4―2で勝ち、開幕4連勝で勝ち点を12に伸ばした。同組のもう一方の試合は2位の蔚山(韓国)がジョホールDT(マレーシア)に敗れ、両チームが勝ち点6で並んだ。川崎Fは次戦、28日ホームでのジョホールDT戦に引き分け以上で、同組1位で2大会ぶり決勝トーナメント進出が決まる。

 川崎F―BGパトゥムは順位を忘れさせるような激しい打ち合いとなった。前半にFWマルシーニョとFWダミアンがエリア内で倒され、PKを2度獲得。これをともにMF脇坂泰斗が冷静に決めた。BGパトゥムは、MFチャナティップが前半だけで2度の同点弾。前半33分にGKチョン・ソンリョンのパスミスを拾い、巧みなフェイントで3人をかわしてゴール。勝ち越された直後の同41分には強烈な右足シュートを放ち、DFに当たり軌道が変わったボールが再びゴールに吸い込まれた。相手に退場者が出た後半、川崎Fは左CKからMF山村和也がヘディングを決めて勝ち越し。終了間際にもFW宮代大聖のゴールでダメ押しした。

 6月まで川崎Fに所属したチャナティップに、2失点と強烈な恩返しを食らった鬼木達監督は「おめでとうではないけどあれで苦しくなった、うまくなったねという話はした」と苦笑い。もっとも、その2失点は自陣でのミスからとあり「得点後に軽いプレーがあって、自分たちから試合を難しくした。ただ後半、選手たちが自ら気持ちを持ち直すことはできた。勝ちながら成長していきたい」と発奮に期待した。

 ACL1次リーグは東、西地区とも20チームが5組に分かれ、各組1位の5チームと、2位のうち成績上位3チームの計8チームが決勝トーナメントに進出する。

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2023年11月7日のニュース