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横浜 CB5人中4人が負傷離脱 プレー可能なCBは實藤のみ マスカット監督「30年で初めて」

[ 2023年10月18日 14:32 ]

練習を見守る横浜のマスカット監督(中央)右はDF實藤
Photo By スポニチ

 横浜F・マリノスは18日、21日のホーム札幌戦(日産スタジアム)に向けて神奈川県横須賀市内で全体練習を行った。

 この日の練習前には、15日のルヴァン杯準決勝第2戦の浦和戦で負傷したDF角田涼太朗が、下顎骨骨折と診断され、17日に埼玉県内の病院で手術を行ったと発表された。また、同戦での接触プレーにより顔面を強打して負傷退場し、医師の判断待ちのDF上島拓巳と、コンディション不良により別メニュー調整中のDFエドゥアルドも21日の札幌戦は欠場することが決定。右膝前十字靭帯損傷と半月板損傷で今季中の復帰が絶望のDF畠中槙之輔も合わせ、センターバック5人中、本職でプレー可能なのは34歳のベテランDF實藤友紀1人だけとなった。

 21日の札幌戦でどのような最終ラインで臨むかを問われたマスカット監督は「5人のセンターバックがいて4人が使えないので2つのオプションしかない。コンバートか、システムを変えるか。でも、今はまだ言えない」と話すにとどめた。指揮官の約30年のサッカー人生の中で「1つのシーズンでこれだけ手術をする選手が出たのも、センターバックが1人しかいないのも初めて」という。それでも「今季はまだ終わっていない。まだ優勝できる順位にいるので、最後まで戦う気持ちを持って戦っていきたい」と言葉に力を込めた。

 また、唯一本職のセンターバックでプレー可能な實藤は「今こそチームの力が試されている。凄く痛いけど、チームでカバーしたい。これだけ離脱するのは今まで経験したことがない。マリノスのアグレッシブなサッカーを見せられれば勝機はある。みんなで結果をつかんで、(故障者が)帰ってきたときに首位の位置にいられるようにしたい」と首位・神戸を勝ち点4差で追うチームを押し上げる原動力となることを誓った。

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