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代表勢3人が不在のJ2首位町田 FW沼田「違うストロングを出していく」

[ 2023年9月9日 04:00 ]

練習で軽快な動きを見せる町田FW沼田駿也
Photo By スポニチ

 J2町田は9日、ホームで13位の栃木と対戦する。攻撃陣の顔触れが大きく変わり、首位を走るチームの真価が問われる一戦へ、FW沼田駿也(24)は「代表で抜ける選手とはまた違うストロングを出していけると思う。不安よりも楽しみな気持ちが大きい」と前向きに語った。

 町田は今節、FW平河悠とFW藤尾翔太がU―22日本代表、FWミッチェル・デュークがオーストラリア代表の活動で不在となる。8月下旬には今季18得点を挙げているFWエリキが左膝負傷で長期離脱となっており、前線の駒不足は明白。今週加入したばかりのFWアデミウソンが、いきなりメンバー入りする可能性もある。

 デュークと藤尾の不在で、少なくとも高さでの劣勢は否めない。沼田は「これまで求められてきた強度や切り替え、球際を重視するベースは変わらない」と強調しつつ「高さがない分は、下での技術が求められる。戦術も変わるかもしれないけど、対応できる質の高い選手はたくさんいる」と自信をのぞかせた。

 スピードを生かした推進力が持ち味の沼田は左サイドのMFとして途中出場が多く、夏場以降は競争激化で出場時間が減っていた。そんな状況でエリキが離脱。「0から1をつくれる、チームを勝たせられる選手。ゴール前のクオリティーが課題の自分にとって、見て学ぶところは大きかった」。エース不在で迎えた初戦の8月26日山形戦で14試合ぶりに先発し、チームの2点目を決めて5―0の大勝に貢献した。「前半戦で足りなかった積極性の部分は、良くなってきたかなと思う」。ゴール後にはエリキのパフォーマンスを真似て、チームの一体感を示した。

 栃木戦はこれまで出場機会を争ってきた同学年のMF高橋大悟やFW荒木駿太らとともに、チームの危機を救う活躍が求められる。沼田は「自分たちの世代が中心になるくらいの気持ちで、前向きにチャレンジしていく」と意気込んだ。

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