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バルセロナの新星ヤマルが16歳57日でスペイン代表の最年少出場&得点記録をダブルで達成「夢の中に」

[ 2023年9月9日 12:16 ]

欧州選手権予選A組   スペイン7―1ジョージア ( 2023年9月8日    ジョージア・トビリシ )

スペイン代表のFWラミン・ヤマル(左)=AP
Photo By AP

 スペイン代表のFWラミン・ヤマルが同国代表で最年少の出場記録と得点記録を同時に更新する衝撃デビューを飾った。今季バルセロナで注目を集めてA代表初招集を受けた新星はジョージア戦でチームメートの負傷を受けて4―0の前半44分から緊急出場。16歳57日でバルセロナの同僚ガビが21年10月に85年ぶりに残した17歳62日の最年少出場記録を1歳以上も更新すると、6―1の後半29分には初得点まで決めた。

 左サイドからの折り返しをペナルティーエリア内の右寄りから左足ダイレクトで捉え、ゴール左を打ち抜く鋭い一撃。22年6月にやはりガビが17歳304日で残した最年少得点記録まで更新した。

 ハットトリックを達成したFWモラタ以上の注目を集めたヤマルは2つの記録を同時に更新する快挙に「デビューとゴールにとても満足。夢の中にいるようだ」と感激した様子。思い切り良く左足を振り抜いたゴールの場面を「肉体と魂が命じるままにボールを捉えた。ただ、それだけだよ」と振り返った。

 15歳290日だった4月29日のベティス戦でバルセロナ史上最年少デビューした。昨季の出場はその1試合に終わったが、マンチェスターCのグアルディオラ監督が水面下で獲得に動いた逸材。父の出身地モロッコでの代表入りも可能だったが、強豪スペインで確固たる一歩を踏み出し「自分の決断には満足しているよ」と胸を張った。

 欧州選手権予選ではガレス・ベール(ウェールズ)が06年にしるした17歳83日の最年少得点記録も更新。女子W杯での優勝直後に起こったルビアレス・スペイン連盟会長によるキス騒動が社会問題に発展するなどスペインが激震に見舞われていた中、サッカー界に明るい話題をもたらした。

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2023年9月9日のニュース