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川崎F ベルギー1部・三好再獲得へ 下部組織出身の左利きアタッカーに復帰打診

[ 2023年6月19日 03:00 ]

三好康児
Photo By スポニチ

 川崎Fが、ベルギー1部アントワープのMF三好康児(26)の獲得に動いていることが18日、分かった。三好は19年夏に川崎Fからアントワープに期限付き移籍し、20年に完全移籍。今夏に契約満了となるため、移籍金なしで完全移籍での獲得が可能になる。

 川崎Fの強化関係者は「海外に移籍した選手とは常にコミュニケーションを取っている。契約がフリーになるタイミングで、“(国内に)復帰するのであれば川崎Fに”と打診している」と正式に認めた。

 三好は昨年10月に左膝前十字じん帯を断裂したが、リハビリに励み、66季ぶりの優勝を決めた今月4日の上位プレーオフ最終節で8カ月ぶりにベンチ入りを果たした。川崎Fは、小学5年からアカデミー1期生として育った古巣で、15日には“謎の練習生”として麻生グラウンドに登場。クラブはOBで川崎Fのサッカーを熟知している上、右ウイングを主戦場に、巧みなドリブル突破や左足のシュート力に優れるアタッカーの実力を評価して打診に至った。“復帰要請”が実現すれば、リーグ9位から後半戦の巻き返しへ、大きな補強となる。

 ◇三好 康児(みよし・こうじ)1997年(平9)3月26日生まれ、神奈川県出身の26歳。川崎F下部組織出身で15年にトップ昇格。札幌、横浜への期限付き移籍を経て19年夏にアントワープに移籍。同年6月に南米選手権のチリ戦でA代表デビュー。ウルグアイ戦では初ゴールを含む2得点を挙げ、日本人で初めて南米でのAマッチでマルチ得点を記録。21年東京五輪代表。1メートル67、64キロ。利き足は左。

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