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伊藤、旗手にプレミア古豪トットナムが興味 森保第2次政権下で主軸期待の2人にスカウト熱視線

[ 2023年6月13日 05:30 ]

ボール回しで汗を流す伊藤(撮影・西海健太郎)
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 サッカー日本代表は12日、千葉市内で国際親善試合2試合(15日エルサルバドル戦、20日ペルー戦)へ向けた合宿をスタートさせた。来季へステップアップ移籍を目指す選手が多い中、DF伊藤洋輝(24=シュツットガルト)、昨年9月以来の復帰となったMF旗手怜央(25=セルティック)にプレミアリーグの強豪トットナム移籍の可能性が浮上していることが判明。代表戦でのアピールに注目が集まる。

 森保第2次政権下で主軸として期待される2選手に、ビッグクラブ移籍のチャンスが浮上した。複数の関係者によれば、プレミアリーグの強豪トットナムがDF伊藤とMF旗手に興味を示していることが判明。約1000人のサポーターが見守った初日の練習で、軽快な動きを見せた伊藤は「1週間ちょっとしかない中で、どれだけチーム力を高めていけるか」と、今合宿への意気込みを語った。

 今季8位に終わったトットナムは来季、セルティックをリーグ連覇を含む国内3冠へと導いたアンジェ・ポステコグルー監督(57)を招へい。古橋ら実力を熟知する日本人選手を引き抜く可能性が噂される中、移籍の可能性が最も高いとされるのが、ドイツで成長を遂げている伊藤という。

 トットナムは獲得を狙う左利きのセンターバックとして、伊藤をリストアップ。シュツットガルトも流出に備えて後釜の獲得に動いているようで、関係者は「正式にオファーに発展する可能性はある」と証言した。

 一方の旗手は今季、公式戦45試合に出場して9得点11アシストを記録。ポステコグルー監督に近い関係者によれば、オーストラリア人指揮官は古橋や前田ら5人の日本人の中でも旗手に対する評価が格段に高いようで、トットナムに獲得をリクエストする可能性は十分にあるという。

 「所属チームでやっていることをしっかり出せれば」と旗手。14日から移籍期間に入る中で行われる今回の日本代表戦は、スカウト陣の熱い視線も注がれることになる。

 ≪リーグ優勝2度の古豪≫▽トットナム 1882年にロンドンのトットナム地区に創設。主なタイトルはリーグ優勝2回(50~51年、60~61年)、FA杯8回、リーグ杯4回、UEFA杯2回。今季はリーグ4位につけていた3月にコンテ監督がクラブと選手を批判し、直後に退任。2人の暫定監督の下で終盤は失速し8位に終わった。6日にポステコグルー監督の就任を発表。主力は韓国代表FW孫興民、主将の元フランス代表GKロリスら。生え抜きで大黒柱のイングランド代表ケーンは今オフに退団の可能性が浮上している。

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