柏、井原新監督　初陣ドロー　首位・神戸相手に奮闘

明治安田生命J1リーグ第14節最終日   柏1－1神戸 （ 2023年5月20日    三協F柏 ）

柏・井原監督
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　明治安田生命J1リーグは各地で8試合が行われ、井原正巳新監督（55）が就任した柏は首位の神戸にオウンゴールで追いつき、新体制はドロー発進となった。名古屋は広島に2―1で勝利。長谷川健太監督（57）のJ1日本人監督最多となる525試合目を白星で飾った。

　魂は見せた。1点を追う後半21分。右サイドに回った細谷がパスを受けた神戸DF本多にプレッシャーをかけると、バックパスがオウンゴールとなり、追いついた。首位の神戸から貴重な勝ち点1を獲得した井原新監督は「勝ち点3を取りたかったが、首位相手の1はポジティブに捉えたい」と振り返った。

　約10年指揮を執ったネルシーニョ監督の後を引き継いだ初戦。試合中はメモ帳を手にする場面もあるなど、戸惑いもあった。それでも、後半途中にはFWフロートを投入し、細谷を右に回すなど独自色も出した。「前線のプレスの圧力がオウンゴールにつながった」と指揮官。「積極的なミスはいい。消極的なミスはやめよう」と話して意識改革にも着手しており、今後の手腕に注目だ。