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東京Vの好調を支える林、昨年の経験が生きている

[ 2023年4月25日 18:03 ]

 東京Vの好調を支えているボランチのMF林尚輝(25)が、昨年の経験が生きていることを明かした。「昨年、ケガで1年間棒に振ったのでケアはシビアにやっている。昨年の経験が大きく、ピッチに立たないと何も経験できない。試合に出ることが大切だと実感した」

 大阪体育大から21年に鹿島入り。1年目はJ1で6試合に出場したが、2年目の昨年はケガが続いて1試合の出場にとどまった。鹿島には昌子、植田と日本代表経験があるCBがずらり。出場機会を求めて今季は東京Vへ期限付き移籍、あらたにボランチに挑戦することになり、これが新たな可能性を開花させた。

 立正大淞南では4―1―4―1のアンカーをやっていたが、大学ではCBで出場することが多くなり、鹿島でもCBだった。「自分が求められた守備の強度は体現したいと思っている。それはCBでもボランチでも同じで、最近はボランチで前に出てアグレッシブに守備するのを自分が支えて行けたらいいと思っている。CBの前でフィルターになること、その前でつかんだら潰しきると」という。CBの経験もあることから、立ち位置などは頭に入っている。そして「ボランチをやるならボランチらしさも必要」と、ビルドアップなどに磨きをかけることを課題に挙げる。「そこが成長できればもうひとつ上のレベルに行ける」と、目を輝かせた。

 東京Vでコンスタントに試合に出て、学んでいることも多い。「鹿島で連戦の経験がなかった。東京Vに来て初めて経験したが、3戦目は少し落ちている部分も感じた。出て慣れないとわからないことで、感謝している」鹿島では寮で生活していたが、今年から1人暮らし。「鹿島は寮でご飯があったが、今は自分で栄養を考えるようになった。ケアもシビアにやっている」試合ことに成長しているが、どこまで成長するか注目だ。

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2023年4月25日のニュース