左膝負傷のセルティック前田が松葉づえ　地元メディア報じる　回復が遅れれば日本代表戦に影響も

前田大然（AP）
Photo By ＡＰ

　サッカーのスコットランド・プレミアリーグでセルティックに所属するFW前田大然（25）が、左膝の負傷で11日に予定されるハーツとのスコットランド杯準々決勝を欠場する可能性が出てきた。8日に行われたハーツとのリーグ戦で前半25分に右クロスに滑り込んで同点弾を決め、3―1の逆転勝利に貢献したが、得点時に相手GKと交錯。左膝を痛めて同31分に退いていた。

　複数の地元メディアは9日になって前田が競技場を去る際に松葉づえをついていたと報道。デーリー・レコード紙は「前田がセルティックの負傷危機を増幅させる」とし、2戦連続で戦うハーツ戦を欠場する可能性を指摘した。ポステコグルー監督は試合後の段階で「膝を強打して少し痛めた。土曜日（11日）まで期間が短いので様子を見なければ。深刻でないことを祈る」と話していたが、松葉づえをつく画像の存在でコンディションに関する懸念が一気に増加。回復が遅れれば状況次第で24日の親善試合ウルグアイ戦など今月下旬に2試合を控える日本代表戦に影響する可能性も否定できない。

　W杯カタール大会後にクラブの公式戦で6ゴールを積み上げ、今季通算10得点としたストライカー。好調を維持していただけに離脱回避を願うしかない。