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Eフランクフルト・鎌田に仰天オファー!ノーベル賞学者のリスト氏「残ってくれたらメダルを渡そう」

[ 2023年2月23日 04:45 ]

欧州チャンピオンズリーグ第1戦   Eフランクフルト0-2ナポリ ( 2023年2月21日 )

ナポリに先発出場したEフランクフルトの鎌田(右)=ロイター

 アイントラハト・フランクフルトは21日、ホームでナポリに0―2で敗れた。大会3戦連続得点を挙げていたMF鎌田大地(26)はフル出場したが不発で、DF長谷部誠(39)は出番がなかった。レアル・マドリードはリバプールに5―2で逆転勝ち。両カードの第2戦は3月15日に行われる。

 パスミスからカウンターを浴びて先制を許すと、後半13分にエースのコロムアニが一発退場。流れを失ってホームの第1戦に完敗し、鎌田は「戦術的にも問題なくできていたが、ワンチャンスをものにされたり、少しの差が出る」と漏らした。

 2点を追う後半37分に起点となって右サイドを使い、折り返しに左足を合わせたが、CL4戦連発は逃した。それでも存在感を示した司令塔にフランクフルター・ルントシャウ紙は「彼が去れば損失になることが分かっただろう」と指摘した。

 今季での契約満了を控え、バルセロナやパリSGなどビッグクラブによる争奪戦が報じられる中、この日はクラブ残留を望むファンからも仰天オファーを受けた。観戦に訪れた21年ノーベル化学賞受賞のベンジャミン・リスト氏が現地メディアの取材に応じ「私は日本のファン。鎌田がクラブを去ることになれば心が痛む。残ってくれたらメダルを渡そう」とノーベル賞メダル進呈を申し出た。

 「常にこういう舞台で試合に出たい」と鎌田。その去就はさらに注目度が増している。

 ≪日本通のリスト氏 北大で特任教授も≫リスト氏は、狙った化合物を安価で効率的に作る新たな触媒の開発で21年ノーベル化学賞を受賞した。フランクフルト出身で現在もドイツを拠点としているが、18年からは北大の創成研究機構化学反応創成研究拠点でも研究。20年5月から同大の特任教授にもなった日本通で「お気に入りの一人は長谷部」とも話している。

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2023年2月23日のニュース