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森保JAPAN 名波浩氏&前田遼一氏がコーチ就任!第2次政権は初のオールA代表経験者

[ 2023年1月18日 04:30 ]

名波浩氏と前田遼一氏(右)
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 日本サッカー協会は17日、第2次森保ジャパンの新たなコーチに元日本代表MFで前J3松本監督の名波浩氏(50)と元日本代表FW前田遼一氏(41)が就任すると発表した。W杯カタール大会でコーチを務めた斉藤俊秀氏(49)、GKコーチの下田崇氏(47)は留任。19日に予定されている理事会に諮った上で、正式にコーチ就任が決定する。

 W杯8強入りを目指す森保一監督(54)の理想を体現する人選となった。同日、技術委員会後にオンラインで取材対応した反町康治技術委員長(58)は「たくさんある選択肢の中で、森保監督の意向を最優先した」とコーチ人事について説明。「名波氏はJクラブを何チームか率いて現場での経験も豊富で、日本の今後に大きな影響を及ぼしてくれる。前田氏は代表のアタッカーとして良い働きをした。トップチームに携わったことはないが期待値の方が高い」と話した。

 W杯カタール大会で、森保監督の腹心として戦術面などで支えた横内昭展前コーチ(55)の役割を、今回どのスタッフとも関わりの深い名波氏、攻撃面を担当した上野優作前コーチ(49)の代わりを前田氏が務める予定だ。森保監督は昨年12月の続投会見で「ボールを握ってゲームをコントロールすること」を志向すると語っており、現役時代に創造性あふれるプレーでゲームを組み立てた名波氏と、J1で2年連続得点王にもなったストライカーの前田氏の指導で、攻撃のレベルアップを図っていく方針だ。

 日本がW杯に初出場した98年フランス大会以降、コーチングスタッフを日本代表経験者で固めたのは初めてのこと。初陣は3月23日のキリンチャレンジカップ(東京・国立競技場)。実績十分の「サムライコーチ陣」で“新しい景色”へのスタートを切る。

 ◇名波 浩(ななみ・ひろし)1972年(昭47)11月28日生まれ、静岡県藤枝市出身の50歳。清水商―順大卒。95年に磐田入りし、セリエA・ベネチア、C大阪、東京Vを経て08年に磐田で現役引退。引退後は磐田、今季終了まで松本の監督を務めた。日本代表では98年W杯フランス大会に出場。国際Aマッチ67試合9得点。

 ◇前田 遼一(まえだ・りょういち)1981年(昭56)10月9日生まれ、神戸市出身の41歳。東京・暁星高卒業後、00年に磐田に入団。15年にFC東京へ移籍、20年J3岐阜で引退した。J1通算154得点、09年から2年連続得点王に輝いた。22年に磐田U―18監督を務めた。国際Aマッチ33試合10得点。

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