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モナコ・南野、復調アシスト 先発起用応え日本の10番の「責任と誇り」クラブで示した

[ 2022年11月8日 04:30 ]

フランス1部   モナコ2-0トゥールーズ ( 2022年11月6日 )

<トゥールーズ・モナコ>後半、チーム2点目をアシストし喜ぶモナコの南野(右)
Photo By 共同

 モナコの日本代表MF南野拓実(27)が6日、敵地のトゥールーズ戦で試合の流れを決定づける追加点をアシストして2―0の勝利に貢献した。

 今夏加入の新天地では出場機会の確保に苦しんだが、この日は2戦連続の先発起用に応えて中盤の右サイドで躍動。開始5分に右足でゴールを狙うと、11分までに続けて左足、頭と3本のシュートを放った。後半1分には南野のボール奪取から攻撃に転じて先制点につながった。さらに15分には縦パスに抜け出してゴール左前のライン際から左足で浮き球を折り返し、決定的な2点目をアシスト。頭で決めたエンボロはわざわざ離れた位置にいた南野を指さしながら駆け寄り、感謝の気持ちを示すように抱き上げてチームでの良好な関係をうかがわせた。

 クレマン監督は「もう少し堅実に最後の局面で決定力を高める必要があるが、好機を築いていいプレーをした。どんどん良くなっていくと確信している」と称賛。地元紙ウエスト・フランスでもチームで2番目に高い7点と上々の評価を得た。

 W杯はエース番号10を背負う。代表入りが決まると「責任と誇りを持ち、自分の持てる力を全て日本代表の勝利のために注ぎたい。これまで見ていない景色を切り開くべく、チーム一体となって戦い抜く」とコメント。シーズンの出遅れを取り戻し上向きの状態でカタールへ。代表合流までの残り1試合に全力を注ぐ。

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