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Eフランクフルト・鎌田 日本人初CL2戦連発!「チャンスがあれば入れられる自信ある」

[ 2022年10月28日 04:00 ]

欧州チャンピオンズリーグ 1次リーグD組 第5戦   Eフランクフルト2ー1マルセイユ ( 2022年10月26日 )

フランクフルトの鎌田大地(左)(AP)
Photo By AP

 アイントラハト・フランクフルトの日本代表MF鎌田大地(26)が26日、マルセイユ戦で日本人初の欧州CL2戦連続弾を決め、2―1の勝利を支えた。今季公式戦得点数もクラブでの自己最多に並ぶ10とし、W杯(11月20日開幕)を控える中で好調を維持した。

 鎌田が欧州最高峰の大会で新しい扉をこじ開けた。開始3分で中盤の底からタイミングよく前線に上がり、味方がスルーした左サイドからの折り返しを右足でトラップ。ペナルティーエリアに進入し、右隅を狙い澄ました一撃は日本人初のCL2戦連続弾となった。

 鎌田自身は「(喜びは)全然ないですね。ブンデス(ドイツ1部リーグ)も挟んでいるんで」と素っ気なかったが、誇ってもいい。前身の欧州チャンピオンズ杯を含めて日本人の得点者は10人だけで、複数得点となれば半分の5人。その中で初めての快挙になった。

 勢いが止まらない。国内リーグ6、ドイツ杯2を加えた公式戦得点数は早くも10として19~20年シーズンに並んだが、当時の48試合に対して今季はまだ18試合だ。通算5季目を迎えているEフランクフルトでの公式戦出場はこの日が150戦目で通算34得点。昨季までは1得点に5・5試合を要したが、今季は1・8試合と大幅にペースを上げている。地元紙フランクフルター・ルントシャウは「数字は物語る。脱帽だ」と称賛し、鎌田自身も「今はチャンスがあれば、入れられる自信がある」と力を込めた。

 Eフランクフルトにとっても価値ある一撃になった。現行CLではホーム初得点で鎌田に引っ張られたチームもホーム初勝利。1試合を残して勝ち点2差に4チームがひしめく大混戦の中、11月1日の最終戦で2位スポルティングを直接対決で倒せば16強が決まる。W杯に弾みをつけるには最高の機会となる。

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2022年10月28日のニュース