レアル“クラシコ”に向けCL第4節で主力温存へ　勝てば1次L突破も指揮官「疲れを考慮する必要ある」

Rマドリードのアンチェロッティ監督（ロイター）

　スペイン紙アス（電子版）は11日、ポーランド・ワルシャワで行われる欧州チャンピオンズリーグ（CL）1次リーグ第4節レアル・マドリード（スペイン）―シャフタール・ドネツク（ウクライナ）戦の予想スタメンを公開。ここまで公式戦全12試合に先発出場してきたブラジル代表FWビニシウス（22）が、今季初めてベンチスタートになるとした。

　Rマドリードのアンチェロッティ監督は試合前日会見で「ビニシウスはここまで全試合に出場し、さらに移動もしているので疲れを考慮する必要がある。一方、ベンゼマはもう元気で、クロースやメンディのように休んだので試合に出る予定だ」と起用する選手について明言。

　同紙はこの会見を受け、FWビニシウスが16日バルセロナ戦“クラシコ”に向け温存されるとし、FWベンゼマ、MFクロース、DFメンディら主力が先発復帰すると予想。FWビニシウスの他にもMFモドリッチ、MFバルベルデ、DFアラバ、DFミリトン、DFカルバハルら主力もベンチスタートになる見込みだとした。

　チームは第3節を終え3連勝で単独首位に立ち、決勝トーナメント進出へ王手。この試合に勝利すれば1次L突破が確定。さらには勝ち点3で3位のライプチヒ（ドイツ）が4位セルティック（スコットランド）との試合で勝てなければ、残り2節を残して首位通過も決まるという状況となった。

　この試合に向けアンチェロッティ監督は「この試合で1次リーグを終わらせたい」と意気込み。遠征メンバーから外れた守護神GKクルトワについては「マドリードを離れる前に話しをしたけど、かなり良くなっていたよ。日曜日の試合に向け準備してもらう予定だ」とコメント。

　5試合連続公式戦で出番のなかったMFアザールについては「いつも通り出る可能性もあるし出ない可能性もある。スタメンを公表する気はないが、前の試合（8日ヘタフェ戦）で出なかった選手たちが多く出場することになるだろう。コーチングスタッフやドクターと一緒に考えるつもりだ」と含みを持たせた。

　なお、試合は日本時間12日午前4時キックオフを予定。

＜アス紙（電子版）が予想したRマドリードスタメン＞
【GK】ルニン
【DF】L・バスケス、ナチョ、リュディガー、メンディ
【MF】クロース、チュアメニ、カマビンガ
【FW】アセンシオ、ベンゼマ、アザール（ロドリゴ）