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W杯カタール大会に“大混乱”迫る!英紙が飛行機移動でのリスクを指摘「まだ準備ができていない」

[ 2022年10月11日 17:17 ]

カタールのドーハにあるハマド国際空港(ロイター)

 英紙デイリーメール(電子版)は11日、11月20日に開幕を控えるサッカーW杯カタール大会ついて「主要空港が大量の乗客の流入に対応できていない恐れがあり、多くのファンにとって台無しになる可能性がある」と報道。W杯開催中の飛行機移動で“大混乱”が起こるかもしれないと警告した。

 同紙によればW杯開催中、首都ドーハにあるハマド国際空港では1日に約1600便の運航を予定。だが、現在は1日700便ほどしか運航しておらず、急激な増便に対応できないのではないかと予想。「飛行機が遅れたり、車で6時間半かかるUAEのドバイに迂回したりする可能性もあり、大金を支払ったファンが試合を見逃す深刻なリスクにさらされている」と伝えた。

 さらに同紙は空港が混乱を呼ぶ要因のひとつとして“壊滅的な”人員不足があると指摘。「現在カタールの航空当局は世界中からスタッフを募集しており、必要な水準に訓練するための時間との戦いに挑んでいる。管制システムをアップグレードしたものの航空管制のスタッフが絶望的に不足しているため、大幅な増便に対応できる見通しが立たず。内部関係者も“心配の種”となっている」と説明した。

 一方でカタール空港運営管理会社の広報担当者は「ハマド国際空港は2021年と2022年に世界最優秀空港賞を受賞するなど運営に成功した空港です。W杯に向けた準備は何年も前から続いており、徹底的にテストされ、専門家の評価も得ています。訪問者に安全な空旅を提供することをお約束します」とコメント。

 日本の羽田空港(東京国際空港)が2年連続2位だった世界550以上の空港を対象とした顧客サービス評価に関する総合ランキングで『世界最優秀空港賞』を2年連続受賞した“世界一の空港”として自信満々に明言。初の中東開催となるW杯が迫るなか、今後も世界中から多くの注目を集めそうだ。

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2022年10月11日のニュース